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オイルステイン&ブライワックス塗装でビンテージ3本ペン立てdiy編
「ペン立てがホテルライクだったら、もっと机の上がすっきりするのに…。」
「ビンテージ感ある高級ペン立てを、SPF材でリーズナブルにつくりたい!」
そう願う、メモは絶対アナログ派、お気に入りのペン持ちの、木製品好きdiyerはいませんか。
こんにちは。なんちゃってDIYで木製家具をつくるのが好きな、とりやっこです。
男前な三本木製ペン立ては百均木材で「リーズナブルに」つくれます。
材料は100均ひのき材。ただし仕上げが重要。市販の油性木部塗料&ブライワックスを持っているなら。
今回のdiyは、ペンを斜めにさしたかったので、45度穴開け用治具(ドリルガイド)から作成。
油性木部塗料の塗り方のコツ、失敗塗装体験&リカバリー方法を覚書き的に書きますよ。ビンテージ塗装をしたい方の、参考事例としてごらんいただけたらうれしいです。
それでは本編にまいりましょう♪
オイルステイン 着色力は ハンパない★
理想の木製ペン立ての形状を考える
以前自作した百均すのこ2本ペン立ては
実は、以前に百均材&端材で2本ペン立ては作成済。いつも使うペン2本だけさせ、取り出しラク。使い勝手はよく、活躍してました。
ただ気になっていたことは、塗装はほぼしてなく、ナチュラル雑貨…。いや、カントリー風素朴な外観のためごちゃついて見えること。
しかもときどき、もう一本ペンをさせたら、と思うことが多く、最近ではミニすのこが机上で場所をとることが気になり…。デスク周りのスペース節約も兼ね、ボルト&ナットでペン立て底板を傾斜させてました。
以前作成した2本ペン立ては、記事にもなっています。
なんとなくこれより、もっとおしゃれな改良作をつくりたい!
というDIY魂が騒いだので、ネットで理想の形状の検索を試みます。
ウォルナット材でオーガナイザータイプ
国産高級材ウォルナットは理想的な色と木目の質感。ただし、オーガナイザー機能は今回はなくてもよいかも。
本革製ホテルライク2本タイプ
革製では自分で作るにはむずかしそうなものの、ホテルのフロントに置いてありそうな、スタイリッシュな雰囲気に憧れを覚えます。
これを3本用で、ペン立て土台がビンテージ風木製でつくれたら。そのためには、ペン差し用の専用金具が必要。ペンスタンドパーツをつけずにつくるなら、厚め角材に電動ドリルで正確に3つ斜めに穴を開けないといけません。
以上の問題点を踏まえ、自分でつくれそうな形を考えます。
理想のペン立て5つのポイント
- ペン三本用
- ペン差し傾斜は45度(くらい)
- 木製でシンプルな、光沢ある外観
- ヴィンテージ感漂う、木目が見えるダーク色
- リーズナブルな価格
ずばり理想は高級ウォルナット材。使うほどに経年変化が美しい無垢材を、ブロック大で買うのがいちばんラク…。とは思うものの、リーズナブルとはとてもいえない値段。しかも高級材はホームセンターなどで手に入りにくく、硬めの木材は加工もむずかしそう…。
一応、サンプルとして薄いはがき大の板(450円ほど)はもっていますが…。これ⤵
飽きたら速攻つくりかえたい気分屋DIYerとしては、SPF材でウォルナット材的ビンテージ感をリーズナブルにつくりたい!
ということで、材料を集めにかかります。
そして今回限りの45度ドリル穴開けのため、簡単ガイドをつくりますよ。
(※市販の垂直ドリルガイドで木材に穴を開けたり、スライド丸ノコなどで木材を自在にまっすぐカットできる方には、要らない工作。)
ビンテージな三本ペン立ての作り方
まずは完成後ペン立ての紹介。
セピア色の効果のせいか、古木感が増してみえますが、一応新作ですよ。
三本ペン立て作成前、下準備
土台の木材を決める
まずはペンを斜め傾斜で三本分、十分させる厚みの木材を用意。
ヒノキ工作材【セリア】
品番DD-009
約8.9×11×3.8㎝
3.8㎝あれば、斜め45度のペン穴が掘れます。3本用としては幅は十分。ひのきのよい香りが辺りを漂います。ツーバイ材をよく使う方なら、端材で製作可能です。
ドリル穴開け前の下準備
ドリルで穴開け前に、今回は45度で穴を掘るための治具つくりからはじめます。
45度ドリルガイドに求める条件
・三連続、同じ角度で斜め傾斜(45度相当)の穴を開けられること
・端材、市販金具等でつくられる簡単なもの ※たぶん今後あまり使わないから…
市販品にポケットホール治具(部材同士をビスで連結するとき、ビス頭の存在を隠すために開ける。角度は15~20度)や45度ドリルガイドがあります。市販品の形状を参考にしました⤵
45度ドリルガイド作成
45度傾斜は、市販工作材料の三角材の在庫を使用。
治具の穴は、スペーサー8×30㎜で代用。手持ちミニ電動ドリルドライバー、六角軸ドリルビットがはまる大きさ。
百均工作材(在庫)でスペーサーを、両面テープで固定して、様子見。
三角材と固定させ45度傾斜を出してみる。百均材がスペーサーよりだいぶ長いかんじ…。
ドリル刃がスペーサーから出てない!
工作材料を半分にカットしたあと、再びスペーサーを固定。
スペーサーの傾斜が45度に出てることを確かめ、きっちり固定できた方を使いますよ。そして三角材で隙間を穴埋め。
隙間を埋められるならどんな端材でも可。
三角材をカット後、木材を組み立てていきます。
おおむね45度傾斜で…。木材に置いたときの治具のバランスが悪く、クランプで押さえないとドリルで掘れないほど、軽いですね。そもそも治具のどこをクランプで挟むべきなのか。
一文字で底に、セリアのスチール金具S字で45度部分にも重みを足し、補強を。
治具を仮どめ終了。これから実際にドリルで穴を掘ってみます。
接着剤でなくタッカーどめ。フランケンシュタインの顔の傷だね
木材にドリルで穴開け
いきなり本番のひのき材で掘ろうという暴挙💦
ひのき工作材はクランプで挟めたものの、治具自体に固定できる場所がなく…。しかたなく自作作業台に設置済のスチール金具と、セリアのブックエンドで木材をサンドして作業台にクランプで固定中。万力つきの市販ワークベンチがあれば、固定は簡単なのにと思いつつ…。
ちなみにミニ作業台を自作した記事を、よかったら。狭い寝室部屋DIY用につくった手のこ専用カット台です。
以前間隔をあまりもうけずドリル穴を開けたとき、SPF材で木割れしたので、かなり間を置いて3か所に開けてます。
2.0㎜→4.0㎜→8.0㎜といきなり大きく開けたせいか、木くずが穴につまってすごいことに。ギュルギュルうなってばかりで、なかなか掘りすすまない様子。
木材に対し斜めにドリルを入れるので、表面が割れかけました。やはりドリルガイドがないと角度を三連続で一定に保つのはむずかしいです。
三つの穴が掘れました。45度傾斜はよいとして、微妙に色鉛筆が右方向に傾いてます…?右利きで、使いやすくて好都合♪ということで、OKにします。
精度のあまい治具だ…
自作ハンドサンダーで、ドリル穴付近を整えたあと、実際に使う机上の場所にセット。ペン立ての奥行が妙に広く、ずいぶん手前に穴を開けたのは、デスク上の棚下に隠れるから。
元々ペン立ては色を塗る予定でしたが、ダーク色塗装は必須のよう。鉛筆キャップをつけないで鉛筆をさすと、そのうち木材を芯で汚しかねないありさま。
とはいえキャップをつけると、今までのペン立てと変わりばえなく…。というわけで、今度は日をあらため土台の塗装開始です。
油性木部塗料(オイルステイン)で塗装
木部塗料の種類について
木部着色料は水性、油性があります。水性は扱いやすく初心者向け。油性は薄めたり汚れを落とすのに専用薄め液が必要など、扱いは中級者向け。
ほかには屋内専用か、屋外使用可能かの違い。着色時木目を活かす透明・不透明かの違い。オイルなど浸透性塗料なら木目を活かせ、ペンキやウレタンニスなど造幕型塗料は耐水性と引きかえに、木目の美しさは出ないもの。ペンキは木目が隠れ、ニスは表面がテカります。
油性ワトコオイルのように着色しつつ、オイルフィニッシュとして、保護機能があるものもあります。
一般的にステイン(英語:stain染み・汚れの意)と呼ばれる着色料は、通常保護機能のないもの。
木部を着色するだけでは色移りが心配、もしくは耐水性が必要な場合は、+保護塗り用にニスかワックスなど上塗りが必要です。
木目を活かしたいなら、水性か油性かにかかわらず、透明、もしくは半透明の塗料を選ぶ必要があります。
油性、水性どちらにすべきかは、扱いやすい方がよいか、ムラなく塗れ、美しさを追求するかの選択。
ウッドデッキなど屋外使用で耐水性が必要なら、屋外専用塗料を選ぶこと。屋内使用としても、色移りをさけ、木目を美しく保ちたい場合も、保護塗りは必須。
塗料原料が自然由来のオイルであるほど乾燥時間が長く、有機溶剤が入るほど早く乾きます。
ブライワックスは木材の保護機能をもちつつ、着色できるのが魅力でした。
一番、購入の候補でしたが、値段が高く、缶は容量が多め。すでに一個ブライワックストルエンフリー(ラスティックパイン)370mlをもっているが、とうぶん使いきれそうにないこと、蜜蠟系ワックスは色は木材の上にのるだけで、着色はステインでつけた方が木材がムラなく染まりやすいということから、今回は購入を見送りました。
万能なのは、高級家具使用なら発色も美しい上、調色も可能、オイルフィニッシュとしても使える自然派オイルの代表格ワトコ(WATKO)オイルでしょうか。
自然塗料とはいえエゴマ油特有の臭いはあり、部屋塗りは臭いから無理なのは体験済み。縁側で窓を開けるか、戸外で塗装は必須。乾燥時間も長め。
今回は値段も安め、速乾性のオイルステインを選択。小型家具の塗装はふだんのDIYではしないですから。
(ダーク色板は焼き桐工作材などを使用。DIYで面倒な塗装はやらない主義の、なんちゃって工作派は、次塗料をいつ使うか…?)
今回は、木部油性塗料初挑戦です。
ちなみに車内テーブルに墨汁&ワトコオイル塗布の際、失敗&リカバリー方法の記事を書いてます。よかったらどうぞ。
今回使用する油性木部塗料の紹介
今回の塗装ではカンペハピオのオイルステインA、ウォルナット色を使用。ステインは発色がよく、油性のなかでも乾燥時間が短いのが選んだ理由。有機溶剤臭はない方がよいものの、小瓶のリーズナブルさ(ホームセンターで748円)に負けました。
コスパのよさから百均での塗料購入も考えたのですが、塗料の説明書きが小さい文字すぎて読めず断念😨…。使い方実例がネットに複数のっていそうなメーカーの商品を、ホームセンターで購入しました。
とはいえ説明書きがアラフィフには読みづらいです…。
※ここから先、ラベル記載事項の説明がつづきます。オイルステインはもっていて自分でラベルを読める方(老眼でも乱視でもない方の意)、ぜんぶ読む必要のない方、はココを読み飛ばしてくださいませ。オレンジ色の字は私の心の声のつっこみです。
オイルステインA ウォルナット【カンペハピオ】(表ラベル記載事項)
屋内外の未塗装の木部・木製品 ●家具●建具●木工品など
※用途に応じたニスを上塗りしてください
標準塗り面積1.5~1.8㎡ タタミ約一枚分
乾燥時間(20℃)1時間 冬場約2時間 ←※【参考】自然オイル派は半日(有機溶剤少し入る)、12~24時間(自然塗料ワトコオイルは24時間)乾燥時間
油性 着色に優れた ←実際の無垢ウォルナット色より濃いめ。エボニー…?
木目を活かした着色材 ←カンペハピオのホームページには半透明と記載
100ml1回塗り
用具の後始末 ペイントうすめ液 ※うすめずこのままご使用ください。
(ラベルのサイド側記載事項)
用途
■屋内外の未塗装の木部・木製品
※必ず用途に応じたニスを上塗りしてください。
※旧塗膜がある場所は完全に取り除く必要があります。
●高級家具、吸い込みのない素材(プリント合板・デコラ板など)には不適。●常に水がかかる場所には不適。
品名・成分・乾燥時間・塗装間隔
品名:合成樹脂塗料
成分:合成樹脂(※1アルキド)、※2顔料、有機溶剤 ←※1アルキドはポリエステル樹脂
乾燥時間:約1時間(20℃)、約2時間(冬期)
塗装間隔:塗り重ねる時は拭き取り後、4時間以上(20℃)、8時間以上(冬期)
※2 顔料(がんりょう、pigment)は、着色に用いる粉末で水や油に不溶のものの総称。着色に用いる粉末で水や油に溶けるものは染料と呼ばれる。
Wikipediaより
塗装方法(手袋を着用)
❶塗る面のゴミ、油分、かび、ワックスなどよく落とします。
❷開ける前に容器を逆さにして揺すり、容器のふたに手をそえて開け、底の隅々まで十分にかき混ぜます。
❸■木目にそって、厚塗りせずムラにならないように塗り、塗装後約5分程布で円を描きながらすり込み、均一に着色し、余分なステインを拭き取ります。■拭き取り後、4時間(冬期は8時間)以上おいてから用途に応じたニスを上塗りしてください。
❹使い終えた用具は、ペイントうすめ液で洗ってください。
塗装上の注意●表示の用途以外には使用しないでください。●塗り回数を増すと仕上がりの色合いは濃くなります。←経験済。刷毛などで塗らず、小筆で塗るとどうしても塗り重ねてしまう。
●気温5℃以下、雨天、湿度の高い(85%以上)とき、および風の強い日は塗らないでください。←寒い日雨の日は乾燥遅く、風の日は早く乾きすぎ。乾燥時間に影響あり。
●汚れても差し支えない服装で作業し、手袋や保護眼鏡などを着用してください。
●目立たないところで試し塗りし、色や仕上がり感を確認してください。←試し塗りは必須。木種によっても色味と質感がことなる。
●有機溶剤が含まれていますので、塗装作業中、乾燥中とも換気をよくして十分に乾燥してください。←窓を開け塗装しても、換気扇を回しても、乾燥後の作品からもかなり臭いが部屋中に漂います。
●やむを得ず塗料を捨てる時は新聞紙などに塗り広げ乾かしてから一般ゴミとして分別するか、当社の「残塗料処理剤」を使用してください。
●火気のあるところで塗らないでください。●本品は薄めずご使用ください。
■保管上の注意●この飲料は飲み物ではありません。●子供の手の届かないところに保管し、誤飲、誤食しないよう注意してください。●塗料はふたを完全にし、直射日光が当たる場所を避けて冷暗所に保管してください。●火気の近くで保管は厳禁です…etc
あとは救急処置の仕方の記載がつづきます。かなり、注意事項が多め。
とにかく有機溶剤は引火しやすく、人体に有害なので、塗装の際は換気をよくして、肌につかないよう、吸い込まないよう注意してお使いください、というわけですね。
窓も開けず室内の灯油ストーブ前で霧状にして吹いたら、息がつまり、いっそ木材ごと燃えるかも、ということかな?
第2石油類(1気圧において引火点21度以上70度以下)で火気厳禁
第4類危険物 体に有害
耐水性なし
ちなみに、ホームセンターの塗りサンプルでは2回塗りで、ウォルナット材似でより濃い色目。合板なのに色味がムラなく素敵💛でした。
塗装後、思うこと。サンプルの塗装は熟練したホームセンター職員がやっているのか、記載した塗り方以外にも、コツがあるはず💦(あとで思えば)
失敗で~ はじめてわかる 塗りのコツ~
オイルステイン塗装
#80のサンドペーパーでペン穴の付近等の木割れをやすり、#400で表面をサンディングをしたものの、まだ木荒れが残る仕上がり。やすりがけが甘めでも、木材を着色してからもサンディングは行う予定。多少の表面の荒れは染み込みがよいとして、オイルステイン塗装に入りますよ。新聞紙を広げ、手袋を用意。
ぺたー…‼
百均の小筆で塗ったら…ひ、ひどい液だまりがっ…!
もう失敗の予感しかしない。
液だまりをならしているうちに、重ねぬりで塗料が木部染みこみ、色が濃くなる図。
自作45度ドリルガイドがいいかんじの筆置きになることは、意外な発見でしたが…。
失敗の原因はいきなり瓶に筆つっこんで塗ったこと。少し容器にとりわけ、容器の縁で余分な塗料を落とすべきでした。小さな角材とはいえ広い面積を一気に塗れる刷毛か布じゃないと、ちまちま小筆で塗っていては塗る速さや量に差が出るのは当たり前。
塗り終了後の色の濃さときたら!木目を潰す被膜感( ノД`)シクシク…なんなら厚みすらかんじます。
5分置いてから拭き取るのは無理ゲー。最初に塗った個所からすでに5分は経ち、すぐに拭き取りますが、もちろん染み込み完了済みです。
いつまで拭いても布が汚れ、木表面はべったべたに。乾燥後のやすりがけは必須ですね。
ラベルには塗装後5分置いてとあるものの、結局筆などで一面塗ると時間もかかり、5分とたたぬうち、ぬりムラが修正できなくなります。塗料をつけすぎず、大き目の刷毛や布でいきなり必要量だけをさっとぬり、すぐに余分は布で拭き取った方がよいです。最初から乾燥後の二度塗りでムラを修正するつもりで。
乾燥後調整・仕上げ(やすりがけ&ブライワックス仕上げ)
4時間乾燥後も、土台木表面の塗料のベタベタ感が消えないまま。持つと手指に汚れがつきます。
表面をならしつつ、色を薄めようと自作ハンドサンダーでサンディングをしますが…。
力加減がまずいのか、角付近の一部だけ削りが深くなり…。最初からすべて塗りのやり直しなんてぜったい面倒なことはいや…。日を改め、昼間、電動サンダーでサンディング再トライです!
これから右の無垢ウォルナット板の雰囲気に近づけていきますよ。余分な塗膜をはがし、木目のなめらかな質感を出していきます。色の濃さはともかく、美しい木目を出さなくては。
ここでリョウビの電動ミニサンダーの登場!小さいけれど、私の手にとってはちょうどよい大きさなので、女性向けの強い味方ですよ。
ちなみにマキタの家庭用充電式掃除機を集塵機として使う暴挙に出た記事も書いてます。
本日は晴れ。掃除機にはつながず、窓全開の窓際カウンター机上でサンディングを開始です。
どうでしょう?電動サンダーにてダイソーのサンドペーパー600番で均等に表面をやすった状態。
木目や質感、焼杉板のうちの縁側や煤けた柱の印象に似てるかも…?ツヤだし前は古民家の、使いこんだ、古道具ってところですかね。
サンダーでまんべんなくやすったので濃い色の入ったところと、薄い色のところは顔料の染みぐあいの違いです。やすり甘めのペン穴付近と、やすりがけの途中で意図せず作った傷が古材風のいい味に。エイジング加工は、私の場合、失敗&調整の果てなぜかできてしまうものらしい。
ところどころ濃く色は入っているものの、古材風いいかんじの木目は出てるので、電動でのサンディングは終了。
次のワックス塗りで高級感をUPしますよ。英国製高級家具の保護塗りにうってつけの、BRIWAX(ブライワックス)登場です。
ブライワックス(ラスティックパイン)トルエンフリー370ml
本当はクリアなブライワックスでよかったのですが、ブライワックストルエンフリーのラステックパイン色しか持っていないので代用。
実は、ほかの蜜蝋系ワックスのクリアタイプももっています。ブライワックスは伸びやすいので塗りムラになりにくく、家具のツヤだしには最高な仕上がりなので使用。
ワックス塗り前ですが、サイドの木口の色目がだいぶ濃いめ。やすりがけが甘かったよう。着色後やすりをかけてもかけても実際、染み込みが激しかった個所。最初のやすりがけがかんじんでしたよ。
と思いつつペン立ての横なんてあまり見ない個所なのでOK、として塗装を開始しますよ。
ブライワックス塗布後。少しだけ茶褐色がかった古木感、自然な経年変化が出るのがラスティックパイン色の特徴です。
木表面にまだしっとりと濡れ感あり。塗布前より黄色味を帯びてます。磨き前にはまだ輝きはありません。
裏は机の上に色がつくといやなので塗料は塗っていなかったのですが、汚れてしまった模様。一応、ラスティックパインの保護塗りだけしときます。乾燥後にクッション材を貼る予定。
乾燥を待ちますよ。
乾燥後、天然たわしで磨き後のようす。木目に輝きが出たのがおわかりでしょうか。
実際に、なんどもゴシゴシたわしをかけていると手触りまで違ってきます。すべすべ、つるつる、と滑らかな触りごこち。OK、磨き終了です。
最後、ペン立て底部に、机を傷めないクッション材として、セリアのコルクシートの端材を貼りつけました。3本ペン立て、完成です。
完成後、自作ペン立て紹介&今回のDIYの反省点
セリアヒノキ工作材の3本ペン立てビンテージ風
完成したペン立てに、お気に入りペンを突っ込んで、デスク周り奥にIN。こんなかんじ♪
実際はあともう10㎝ほど奥につっこんでいます。とはいえ、これ以上奥に追いやると机の棚下は暗く、写真がうまく写せないので。ディスプレイ棚前にスタンバイしたのがこちら。
手前に作画用にブラックの色味が濃くでるドイツ製鉛筆をさしてます。普通に黒の色鉛筆をもっていなかったので兼用してます。真ん中のは最近購入した新入りラベンダー色。きれいな色で、メモをマーキングしたかったので…。一番後ろが一番使用率の高い王道のジェットストリーム。ペンの滑りごこちが最高です。
今回のオイルステイン塗装の感想と反省点
塗装の際は、絶対同じ木種で試し塗りをすべき。失敗後の調整が大変になります。(失敗してからでも多少調整はできますよ☻)
刷毛洗い用の専用のペイント薄め液はあらかじめ購入しておいてもよかった。最初から刷毛を使い捨てにする気だったので、購入しなかったのですが。塗りすぎ時に少々塗装をOFFできたかもしれません。
オイルステインAは高級家具向き塗料ではなく、ウッドデッキやベンチなど屋外使用木製品用にうってつけの塗料。
塗布にコツがいり、慣れない塗装素人には手間や手順がわかりにくい感あるものの、オイルステインの着色じたいは良好。色味は濃くなりがちなものの、結果的に仕上りの色味は大満足です。
濃く木部に浸透する性質のおかげか、仕上げの段階のサンディングの調整もでき、ブライワックス塗りでツヤもでました。
結局、オイルステイン塗布は塗装道具(布か刷毛か)と塗るときの時間勝負。実際もっと薄めの色を買えば、仕上げの段階で苦労せずすんだのでしょう。
ウォルナットA 100ml瓶の写真のウォルナット色よりもっとうすめ色でよいなら、塗装はブライワックスのウォルナット系色味を買い、単品で仕上げという手もあり。選ぶのに迷ったなら、万能なのは体に優しい自然塗料のワトコオイルでよいかと…。数種持っていれば、調色で好みの色がつくれます。
今回のオイルステインの色味は私のDIYで多く使用している、焼き桐工作板のダークな色味に酷似しているので、これからもときどき出番がありそう。というわけで、今回のオイルステイン塗装編まとめ。
オイルステインAウォルナット(カンペハピオ)の特徴と使用のコツ【まとめ】
・色味が濃くなりがち
・半透明塗料で木目が活かせる
・刷毛(もしくは布)で手早く塗り、すぐに布で余分をふきとること
・保護塗りが必須
・有機溶剤臭あり、取扱注意
・塗装用具洗いに専用うすめ液(カンペハピオなら得用ペイントうすめ液)が必要
色々手間はありましたが、結果オーライということで。オイルステインをこれからも自作家具に使っていこうと思います。というわけで、今回のはじめての油性木部塗料で3本ペン立てビンテージ塗装編、これにて終了したいと思います。
それではまた。
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