細工用鋸ケース自作|薄刃アサリなし用をスリムで安全な木製収納で

DIYした細工用のこケースの表紙画像

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子供のいる家庭などでのこぎりの刃をむきだしのまま、部屋に収納することに抵抗があるDIYerはいませんか。

専用の工作室があるケースなら壁面収納も便利。できれば刃を隠したい、ということで完璧にのこぎりの姿を隠して格納すると、収納場所を忘れがち。

とりやっこ

こんにちは。百均グッズで木製小型家具をつくるのが実益を兼ねた趣味の、とりやっこです。

今回、私は安全で取り出しやすいのこぎり収納の解決策として、百均板材で細工用薄歯のこぎり用ケースを自作しました。キッチンのナイフ用入れにもなる形状。

簡単にできるので、よかったら端材で自作したい方の参考になれば嬉しいです。では細工鋸の現物から見てまいりましょう。

目次

購入した細工鋸120㎜は

最近、額縁を作っていて、薄い板のカット後の木口が気になっておりました。万能タイプのアサリ付のこは簡単に木材を切れるのですが木口が荒くなり、のちの作業に支障が。やすりがけをすればよいのですが、薄い板だとむずかしく、切るとき板じたいが割れそうでした。

細工鋸で切れば切り口がきれいときいて、さっそくホームセンターでのこぎりを物色。

大工さん御用達の、横挽きゼットソー265あたりを見たかんじ、意外な柄の長さ、刃の大振り感に入手をためらい…。(私、身長はありますが手は小さい方で、部屋の作業スペースは二畳ほどの狭小です…。)

今現在、大作を作らないので使用頻度も低く、ひとまず小型のアサリのない細工鋸を入手しました。お安いですしね…。

細工鋸薄刃12㎜と簡易自作ケース
細工鋸薄刃12㎝と簡易自作ケース

細工鋸薄刃120㎜【高儀】

木材の精密加工やアルミ・銅等非鉄金属の切断向け

背金付き

木材はむろん、鉄はむりだけどやわらかい金属なら切れるみたい。

細工向け薄刃なのでしならない背金付き(胴付き)鋸をチョイス。刃渡り12㎝中、先刃6㎝がザクザクと鋸を動かして切れる部分になります。

ダボ切り用と同等の刃渡りの細工鋸だったのですが、とりあえず木材精密加工向けと書かれた方を買いました。ダボ切り用は、背金なしでしなりやすいという特徴があるみたい。ダボ切りはそんなにしないので、背金付きがいいです。

本来のプラスチックケースをカットして、簡易自作ケースにしてましたが、見た目が今いち。刃の見えない、丈夫な木製で作った方がよいと、今回のdiyの開始です。

ちなみに生木も切れる万能タイプと細工用鋸の刃を比べてみます。いずれも刃渡り120㎜。

万能タイプ120㎜と細工用のこ120㎜
片刃2種ののこぎり刃を比較

2種鋸の特徴を比較してみました。

折込み鋸万能タイプ(現場屋)

アサリ(詰まらず木材が切り進めるよう左右に振られた刃)があり、刃の厚み以上にアサリの分だけ木材が削れる鋸。刃のピッチが荒いとザクザクとスピーディに木材が切れますが、切り口は荒めになります。替刃式で折込み鋸なので収納場所いらず。

細工用鋸(高儀)

細かい刃が多くついており、鋸身が薄い分を背金で補強したもの。アサリ幅がなく、切り口がきれいにしあがるので精密加工向け。木の材質により切り進むとき、目が詰まって挽きにくい感あり。

以上の特徴を踏まえた上で、木材を切っていきますよ。

端材で簡単にのこぎりケースを自作する法【ざっくり手順】

細工鋸ケースサイズ
細工鋸ケースサイズ

材料調達&カット作業

まずは材料探し。収納したい鋸の刃渡りより長めの端材を用意します。

今回は百均板ではなく、表面滑らかで工作しやすいファルカタ材を使用。端材が12㎝幅6㎜厚が13.8㎝長さでありましたので、今回は板を半分にカットするだけ。

細工鋸で自作作業で木材をカット
細工鋸で自作作業で木材をカット

自作作業台にて、買ったばかりの細工鋸で端材板を半分にカットしたところ。スピード感なら万能タイプの方が上ながら、ファルカタ材6㎜厚は細工用鋸でもスムーズにカットできました。(ちなみにアガチス材5㎜厚だと前になかなか進まず…。)

細工鋸でカットした切り口
切り口断面がなめらか♪

思ったより切り口がすべすべでいいかんじです。端材になる前に万能タイプで切った切り口はこちら↓

アサリ付鋸で木材をカットした切り口
断面がガサガサ…。

ファルカタ材は元々切り口が荒れがちなんで、細工鋸が使えるとわかりましたよ。ほぼやすりがけが不要なかんじ。

次は脇板の調達。2枚の板を張り合わせ、箱形状にするため脇板が必要ですが、ダイソーの角棒でいきます。

工作材料角棒450×6×6㎜【ダイソー】
工作材料角棒450×6×6㎜【ダイソー】3P中の1本

これも1本のみ使用。箱の大きさに沿うようにカットしていきます。面倒なので設計図なしの現物合わせでカットを…。

鋸ケース用脇板用の角棒をカット
鋸ケース用脇板用の角棒をカット

6㎜角棒はアサリ付刃で切っては断面を割ってしまいがち。こういう細め角材のカットなどは細工用鋸の出番ですね。

脇板用の角棒3辺分
細工用鋸で3辺分をカットした角棒

これで鋸ケースの材料は揃いました。あとは、木工用ボンドで接着してゆくだけですよ。

材料をボンド接着

特に説明しなくても写真でお分かりですかね。周囲の大きさに合わせ、木工用ボンドで貼るだけ。

板厚6㎜と角棒が6㎜なので大した厚みにもならず、適度な薄さを保ちつつも貼りつけやすいです。

板周囲と角棒をボンドで接着
板周囲と角棒をボンドで接着

わざわざ買ってまで揃えたケース用の材料ではないので、なければ脇板は何㎜厚でもよいと思います。(箱の隙間が狭すぎると収納のたび刃がひっかかり、とはいえ広すぎると鋸の刃先が底まで落ちるため、柄がひっかかかる程度の隙間をつくる必要あり。その範囲での意味。)

自作ケースのボンド付け圧着中
自作ケースのボンド付け圧着中

板同士をボンド付け後、重しをして乾燥を待ちますよ。

乾燥したら、軽くやすりがけをして、できあがり!

自作した細工鋸用ファルカタ材のケース
自作した細工鋸用ファルカタ材ケース

diyといっても、今回は木をほんのちょこっと切ってボンドで貼っただけなんですよ。一応面倒なところはカット加工が少なく使える端材を探し、木のサイズを測ったところでしょうか…。

どう考えてもつくるより、写真の整理とブログの執筆の方に時間がかかりましたかね。

しろくん

これで鋸も見た目すっきり、安全収納♪

今回はほぼ端材で、必要な鋸ぎりケースを簡単につくることができ、よかったです。刃渡りが大きくなろうが、長くなろうが、自作できることがわかったので、次回、大き目鋸を買う機会があったときも専用ケースをつくってやろうと思います。

ということで、今回のDIYは終了させていただきたいと思います。ではまた。

とりやっこ

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