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ミニ作業台自作|セリア檜板と廃材で木材カットが楽になる台DIY!

「作業場の自室で木を切るとき、クランプを挟める作業台がほしい。広げても場所をとらない、収納も簡単な台で!」
そんなミニ作業台を、リーズナブルな価格で切望する、部屋DIYerはいませんか?

こんにちは。なんちゃってDIYで木製家具をつくるのが好きな、とりやっこです。
今回は、自室用ミニサイズの作業台市販品をホームセンターで探しましたが、ちょうどよい高さ&仕様のものがなかったので、つくることに。
結果、自分仕様のジャストサイズで、端材や百均板材で安価にできました。diyをはじめてまもない、専用作業台がほしいけどミニ台でよい方など、作業台をつくるときの参考にしていただけたらと思います。
では、どんなものに仕上がったのか、見てまいりましょう。
作業台市販品は万能台の名で売られているもの?
まずお話は、最初に理想の作業台市販品を探したところが始まるのですが、説明が要らない方はココ読み飛ばしてくださいね…。
有名な工具メーカーの折りたたみ式ワークベンチを、私の部屋に置くつもりはありませんでした。
ワークベンチとは、天板上で木工作業するのに適したワークテーブル、馬つき万能作業台(バイス付)などのこと。
天板が二つに分かれていて、ソーホースと呼ばれる脚などついた、作業台前か脇面に木材を固定する万力やクランプがついているようなやつ。
最安値でも二千円代から。機能が増すほど万単位という値段もお高いものです。
下のワークベンチは最安値ではありませんが、機能が最低限そろった中ではお値打ち部類の代物。



私の場合、寝室に置くには場所とりすぎ…。
しかも、使用電動工具はドリルドライバーのみ(※後日、サンダーを追加)という、百均板工作好きの私に、それほどの機能は必要ありません。
分厚い板などを自分で切らないからです。
手動では切れない板厚や長さ、直角の正確さが必要な時は、ホームセンターのカットサービスに頼むことにしています。
というわけで、近所のホームセンターではごく低めの木製置き台を探しました。
便利万能台。ミニ万能台。木製すのこ踏み台。多目的万能台。diy作業台。ステップ。木製台とはいえ名前や用途はさまざま。
結局、踏み台なら補強材が入り、人間が乗っても強度十分な構造で、お値段も高くつき、作業台なら作業には十分な強度がある、それなり値の段のシンプルなつくり。
さて万能作業台500円ほどのSPF材の台を発見しましたが。天板がすのこ状で、高さが私には高めでした。
私は百均板材ならば部屋でカットすることが多いです。
【部屋で木をカットするときのイメージ】


足を板押さえとしてのせ、端材をガイドに手動で木を切る、ローテクスタイル。
「床から10㎝ほど浮いた作業台があったら便利なのに…。」と端材板の上で切りながら思いつつ、部屋でかがみこんでカット作業するため、「足をのせる作業台が高すぎてもつらい」とも思うのです。



机にクランプで板を挟んで切るのは?



天板厚いので板がうまく挟めないんです。
百均のダイソー50㎜C型クランプ(実際開口部5㎝分も挟めない)は、床置きスタイルでは挟むところがなく、自宅机(兼作業台)の天板厚みが3㎝だと、切るべき板材が挟めないことも多いです。
もっと厚い板をラクラク挟めるダイソーのF型クランプを買おうかと思いつつ、検討中…。
それでは、低め玄関用置き台を作業台にしては?
いざ作業しようとなると、無駄に横に大きすぎ。
実際家にある台は、部屋での置き場や移動にも困る大きさで、使い勝手も悪いです。
という数々の不具合から、理想の作業台の形を思い描いてみました。
【まとめ】理想のミニ作業台に求める条件
- 部屋置きに困らない縦横幅(30㎝以上は要らない)
- ベッド下に格納できること(高さ14㎝以下)
- 木を切るときカッターで床を傷つけない高さで、足をかけやすい程度に低いこと(12~13㎝)
- 百均のC型クランプが使える構造や天板の厚み
- 天板は足がのる大きさより、一回り大きい程度
- 天板は安定感から百均桐材不可、重め集成材などの厚め板(もしくは二枚重ね)
- 500円より安い値段(※近所のホームセンター市販品最安値が基準)
- 作業台脚はできれば廃材を使用(在庫消化のため)
条件を思いつくまま書き出したものです。
この作業台は、作業スペースの限られた方、DIY超初心者向け、部屋に大型作業台なんて増やしたくない方向けと思ってくださいませ。
今回は、この条件を数値化すれば理想の設計図が描けますよ。



設計図はいつも描きなさい
私のDIYでもっとも時間がかかることは、サンプル画像探し(ググる。本を読む)。
検索はきらいじゃないですが、サイズ・質感に妙なこだわりがあると、とにかく時間がかかるのが難点で…。
理想の大きさが決まれば、材料も決められます。家にある在庫は使い、ないものはいちばん簡単に買えるものを買いに行くだけでした。
家にある集成材2枚重ね(でもカットする必要あり)という手もあり、ワンバイ材やSPF材をホームセンターで買えばカットサービスが使えるとわかっていたんですが…。
セリアのぴったりの大きさの檜材の存在を思い出し、今回は買いに走りました。
作業台脚は、家のウラに転がっている廃材の荒材を、がんばって手動カットする予定です。
①木を正確に切ること←手動カットなので、とにかく曲がる…
②材料をメジャーで測り、設計図を数字入りで描くこと←数字を見るのが、とにかく苦手…
③カット不要のジャストサイズの板を探すこと←ホームセンターはカットサービスがあるけど頼むのが苦手、材料の種類がとにかく多すぎ…



DIYが苦手でも、趣味ってどういうこと…?



ほしいものは、ほしい!からつくるんです♪
ミニ作業台の使用材料
作業台天板用


天板用(2枚)
品名/四万十川檜工作用板 約25×11.5×1.5㎝【セリア】
品番/AA-013
材質/檜
近所のセリアの資材売り場、となりの棚にもう少し細目の檜板もありましたが、幅広めの方が安定感があるため、こちらを採用しました。
百均板材など、3,6,9,12,15㎝幅の板を切ることが多いので、だいたいこの幅で間に合うと思います。
百均ひのき材は裏表のどこかに節のあるものが多いです。ビス位置にかからないかチェックを!
飾り板じゃないので、節のあるなしはさほど気にならないものの、気になる方はホームセンターで購入した方がよいでしょう。


檜のいい香りがします。1.5㎝なら薄すぎず、厚すぎず強度も十分です。
1.5㎝なら5㎝のクランプを使って、ラクラク板を挟むこともできます。
桐材とちがって年輪がはっきり見えるのですね。


作業台足用廃材


庭に放って置かれたものなので、うす汚れていた角材。
実測値:約35×50×81.8㎝。
その他材料&使用道具
- ビス(木ねじ・コーススレッドなど)
- ミニステー【セリア】
- ドリルドライバー
- のこぎり
- メジャー&えんぴつ
- マスキングテープ(仮留め用)
- 印付け用・カットのガイド用端材など
ミニ作業台の作り方【オリジナルな高さ&幅が重要】
土台脚をカットする
足用廃材を軽くサンドペーパーで汚れを落としたら、長さ81.8㎝を等分カットで4つにします。
測ると半端な長さですが、無駄な端材を出さずにすむうえ、カットの回数も減ります。
今回はたまたまざっくりサイズでちょうどよいです。
カット個所、四方を鉛筆で印をつけました。
半分カットしたものをさらに半分に。1辺約20.4㎝前後にカットしたものが下の写真。


今回、木材はこの3カットのみ。角材が大きいので、いつもの手動カッターではなく、ふつうののこぎりで庭の廃材竹の上で切りました。(両刃のこを使うのは初めて。)
クランプつき作業台が部屋にあったらと痛感しながら…。
地味に足で体重で角材を押さえるだけでは、ときどき木材が動くので、両刃のこぎりの刃に危険をかんじました。
両刃のこぎりはアサリと呼ばれる刃が、左右に振り分けられるようについていて、片刃で切っているとき感じなかった危険を感じるという…。
角材が厚めだと、足だけで板を固定し、がっつりのこぎりの絵を両手をつかんで引くので、バランスが悪いです。また夏の野外のカット作業は蚊にやられるのも、苦手です。



がんばれ
土台脚を組んで固定する
そのあとカットした木材で、土台を組んでみました。
四つ脚を垂直に立てると、高さが20㎝以上と私には高すぎるため、寝せて組みます。
二本をそのまま重ねるより、交互に組んだ方が安定感がでるもよう。


足部分土台は高さ約5㎝+5㎝で10㎝ほどになりました。
固定方法はビスうち、くぎ打ちが一般的でしょう。
ただし、残念ながら5㎝板に使える、長いくぎやビスの在庫がありません。
くぎやビスの長さ目安
くぎ:板厚の2.5~3倍
ビス:板厚+20~30㎜
板厚が5㎝だとくぎは、材料を斜め打ちをするほかありませんし、ビスでも最低5㎝+2~㎝のものを使用しなくてはなりません。
木工用接着剤を使うと、二度と作りかえることができなくなるので、今回もセリアミニステーで内側から固定することにします。


セリアミニステー付属の木ねじを別な家具づくりで使ってしまったので、新たに買ったねじでとめました。
ブロンズ木ねじ 皿 太さ約2.4×長さ13㎜
ブロンズはホームセンターでは見つけにくいのが難点です。
角につき一か所しかとめていないのですが、木材の重みで安定感がありますよ。


ちなみにセリアのミニステー4PはDIYでよく使うお気に入り金具です。
以前、セリア&ダイソーで使い勝手のよい、diy金具アイテムをまとめた記事がありますので、よかったら参考までに。


天板2枚を間隔をもうけて土台に取りつける
天板のセット位置を決めるため、ダイソーC型クランプと切りたい板(サンプル)を仮に挟んでみました。


天板中央部にクランプが入る隙間があったら、作業もラクになりそうです。天板が土台足から外側に出っ張っていれば、クランプは周囲でも挟めます。
隙間は細すぎるとクランプが入れづらく、これより隙間を開けると天板が小さいので、板を置いたときの土台とのバランスが悪くなります。
測った様子だと必要な間隔は33~35㎜前後。
隙間を角材を挟むことで確保しようと、端材探しに走りました。
セリアのウッドチップのインテリアバーがちょうどよいサイズ感(幅35㎜前後)なのを発見。マスキングテープで仮留めした状態です。


このバーの周辺に檜材を2枚置いて、ビス打ちをします。


下穴ドリルで最初に下穴を開け、皿頭が天板表面から埋没する大きさの穴を開けてからうちました。
皿頭が板から飛び出た状態だと、カットする板を傷つけますし、指をひっかけてけがをしてもいやですから。
細軸コーススレッド3.3×30㎜使用。
ドリル使用順
下穴用2㎜ドリル(コーススレッド長さ30㎜近く)
→下穴用3㎜ドリル(コーススレッド3.3㎜太さが入るように)
→木工用8㎜ドリル(皿頭分+数㎜分)
という三段階の順でドリルビットを替えました。
専用皿取り錐がほしいと思いつつ、なんとか、8本分穴を開けました。
4本でも安定感はそこそこでしたが、念のため。
ミニdiy作業台を自作したよ【完成図】


自分仕様な高さと幅の作業台ができました。
こうして完成写真だけ見ると実に地味な絵すぎて、なにが自作のメリットなのか伝わりづらいですけど。
私の寝室のベッド下に格納できる高さで、木をカット時に床を傷つけないほどの高さで、仮に足で板を押さえても高すぎない台の高さ。
幅は百均板がのる十分の大きさ。
百均C型クランプが作業台周りと中央で使えて、檜のよい香りがして、見た目もシンプル&コンパクトですよ!


ネット上で卓上作業台をつくられた方のブログを発見、そういう使い方もあるかと置いてみた状態です。
傷つけたくない机の上で作業するならと、ダイソーコルクシートを貼り付けたセリア合板を置いたら、と試してみました。
そうなんですね。机の上を傷つけないよう配慮できれば、なにもむりに床上で作業をやらねばとこだわる必要はなかったかもです。
それでも机上でも床上でも、どちらでも使える、オリジナルで便利なミニ作業台をリーズナブルにつくることができたのでよかったです♪
めでたしめでたし💛ということで、今回の「置台兼踏み台にもなる、百均板と端材でつくるミニ万能作業台」工作は、この辺で終了したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではでは。
ps.簡単DIYで使い勝手のよい百均板材をまとめましたので、よかったらこちららから。





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