45度カット治具自作|手のこで額縁製作を簡単にする作業台をつくった

45度留め切り治具自作の表紙

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額縁をつくりたいのだけど、どうしても45度カットの木枠が簡単につくれない!

そんなコアな悩みをお持ちの、かんたん百均DIY好き、手のこdiyerはいませんか?

それは、私。

とりやっこ

こんにちは。百均DIYで木製小型家具をつくるのが好きな、とりやっこです。

今回は、かねてより難易度が高く、苦手だった45度留め切りカット、を簡単にする治具をつくりましたので紹介させてくださいませ。

手のこ用、精度はラフでございますが、かなり額縁製作へのハードルが下がったことだけ、申し添えておきますよ。

なお、製作にあたっては、カミヤ先生のDIY!家具教室のブログhttps://xn--diy-5x1e787bbdw89e.com/やYouTube動画などを参考にさせていただきました。留め切り加工の原理や治具製作のアイデアをありがとうございました!

ではまいりましょう。

目次

額縁の45度留め切り加工は手のこではむずかしい

前に額縁製作をしたときにもブログに書いたのですが、45度の留め切りカットはむずかしい技…。スライド丸ノコで45度カットを行うだけならまだしも、手のこで額縁の木枠を隙間なく継ぐのは至難です。

45度カットするだけならソーガイドというものが100均でも買えます。実際、もっていますが、あまり使ってはおりません。精度はともかく、のこぎりの刃でガイドを傷つけてしまうんですよね…。ガイドが傷つくだけならいいけど、そのうちのこぎりの刃がこぼれそう。

ホームセンターにマイターボックスというものが売られており、そちらの方がカット時の安定感は高そう。でも私のもっている手のこの刃は短くて使いにくそうな上、使用頻度が低いのにかさばる器具なので買っていませんでした。

45度切るときは単純に角度を測ってしるしをつけたところを、普通に切るときと同じように作業台にクランプでつけてまっすぐに切っていました。

木工家のカミヤ先生のおっしゃるには、合わせて90度になるように切れる治具をつくればよいという理論でしたので、参考にさせていただき、45度カット木製治具製作にチェレンジしました。※カミヤ先生のDIY!家具教室のブログや動画内で詳しく、理論を説明してくださってます。

ただスライド丸ノコ用の治具のつくり方として紹介されたものを、私は自分の手のこでも切れる治具にアレンジしなければなりませんでした。

手のこはアサリありの12㎜の万能カッターとアサリなしの木材精密加工用12㎜のどちらも使えるサイズでという条件つき。

そしてスライド丸ノコやテーブルソーなどを持っていない以上、そもそも治具の作業台となる板材を曲がらず切るのがむずかしいという問題がありました…。

以上の問題をのりこえ、独断と偏見と百均板と端材でなんとか形になるものにしました。いきなり、現物の紹介をいたしますね。

手のこ用合わせて90度になるカット治具

止め型スコヤで留め切り治具の45度を測る
止め型スコヤで留め切り治具の45度を測る

いきなりカット部の45度を微妙にずれている気がいたします…。いちおう角材を90度になるように測って木製土台につけてはいるんですがね。

治具の止め型スコヤで90度を測る

90度に組んだ端材の穴は元から開いていたもの。下穴を利用して、土台にビスどめしております。

手のこで45度カットできる治具

製作に手間取ったポイントは手もちの手のこが入る幅で、土台を手のこでまっすぐカットしなければならない、そこをどうするかということでした。

そもそも手のこカットでまっすぐに切ることがむずかしいなら、まっすぐにカットされた板をつなげばよいと考えました。

土台脚の製作途上の裏面を見てまいりましょう。

45度留め切りカット治具裏面

天板 四万十檜工作板【セリア】25×11.5×1.5㎝を2枚

土台脚 四万十檜ブロック2P【セリア】×2セット

天板接合&スペーサー用 ステンレス取付金具2個100㎜【ダイソー】×計3個使用

4穴 板厚2㎜

ほかSPF端材 

セリア板はコスパ最強で丈夫なので、天板として使用しました。セリアの檜板は以前の木製カット用作業台をつくったときにも使用しております。ここまでの板厚は不要ながら部屋diyにうってつけのサイズ感なので。

横に2枚取付金具を渡すことで、土台を一枚板様にし、同じく一枚の取付金具をスペーサーとして挟むことで土台に隙間をもうけてます。

板をつなぐ金具にダイソーの100㎜取付金具を選んだのはたまたま在庫にもっていたから。ただ、スペーサーにも同じダイソー取付金具を選んだのは理由があります。

ポイントはステンレス製で頑丈な2㎜厚で、アサリ刃が十分に入り、アサリなしの刃で切るときぶれのすくないちょうどよい厚さだったこと。金具の長さで作業台半分を安定してつなげたこと。とはいえ、丸鋸で板にきれいに切れ目を入れられる人には不要の工作。

次にひのきブロックの土台脚。普通はスライド丸鋸にセットする用につくる治具のところ、私の場合手のこ用のため、下に刃を動かせるだけのスペースが必要なのでつけました。

脚を手のこで同サイズにカットするのが面倒なとき、よくひのきブロックをそのまま脚に使います。それでも微妙な段差はできるので、調整します。

土台脚高さをシートで調整
土台脚高さをシートで調整

セリアの木目調シートの端材があったので使用。土台脚の高さを調整、土台のガタつきをなくしました。

自作45度カット治具で額縁用木枠づくりにチャレンジ

45度留め切り治具を使ってアガチス材をカット

額縁用木枠はアガチス工作材5×30×600㎜です。額縁用には板5㎜は薄すぎた上、実際三本分用意したけれど材料がギリギリすぎました。

額縁製作の場合、結構45度カットの誤差の調整が必要になるので、材料がギリだと足らなくなりがち。

手動カットだとなおのことカットをやり直した分だけ、材料はどんどん短くなっていくことに…。

今回は練習なので、やり直したほうがよいとわかりつつ、…その問題とは。

額縁材料45度カット部調整前

結局隙間できているし、45度になってない…?

それもそのはず、600㎜の端を45度に切るときは、そのまま合わせて90度になる治具につっこめましたが、300㎜の長さに真ん中で切るとき、一回はフリーで切ります。どうしても誤差がでます。

45度に切る治具は使えますが、合わせて90度になる治具につっこむためには、おおむね真ん中で切ったあと、もういちど切り直す必要があるんです。

調整前だと必ずコーナーに隙間ができたりします。600㎜角材を1か所300㎜にするためにフリーで切ったために。

結構、手のこで切り直すのは面倒くさいです。治具で切れば角度はよくなったとしても、そもそも手のこカットじたいでラフな切り口に。治具を使っているのにアサリ刃あり手のこで切るため、断面がギザギザになりがち。アガチス材の薄い板を切るとき、アサリなし精密木材加工用のこが動かなかったため、しかたないですが。

ギザギザはやすりがけで修正するほかなく、電動サンダーを使うほどではないからと手でやすりがけすると、だんだん断面が丸みを帯びてきます…。額装的にコーナーの隙間はゆるせますかね?

切り直してさらに短くしたとして、横長にこれ以上細くなると、何を額装できるでしょうか。子供の書き初めとか手ぬぐいアート、鏡、連作を2、3つ並べるくらいしか思いつきませんけども。

しろくん

なぜ最初に額装するものを考えてつくらない…?

45度カットやすりがけ後

普通のDIY好き、器用な人は切り直すんでしょうね…。でも、材料が(買いたく)ない場合はどうしたら。

しろくん

商品だとクレームがくるレベルだね

額縁やすりがけの限界

隙間をなくす挽回方法には、なにがあるでしょうか。

❶もう一度切り直す

❷パテで穴埋めする

❸スライド丸ノコかディスクサンダーを買う

❷のパテで穴埋めというのは、木工製作で傷や穴の修復の際、よく使われる方法です。(私は市販品のパテを使ったことはありませんが。修復したい個所に、集めた木くずをつっこみ、木工用接着剤で埋めたことはあります。)

とりあえず、今は切り直しなしで、放っておくことに。実際額装するものを考えてから、対策方法を練ることにしますよ。

合わせて90度になる治具は比較的に簡単につくれました。ただし、丸ノコをもっていない場合、切り直しに手間がかかることは注意せねばなりません。切り直しのためにも材料は多めに買うことを、人にはおすすめします。

木材の45度カットじたいはラクになったけれども、その後の額縁製作のやり直しにつまずきましたが…。

治具の精度じたいはおおむね45度に切れるのは確かみたい。「私は失敗したんじゃない。成功しない方法をまた一つ発見したのだ」とつぶやきながら、額縁用45度カットの挑戦はまた次回に!今回の45度カット治具DIYはこの辺にて終了したいと思います。

ではまた。

とりやっこ

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