広告このコンテンツには広告を含む場合があります。
ブライワックス使い方|トルエンフリーのラスティックパインを試してみた
憧れのブライワックスを初めて購入。蜜蝋ワックスでビンテージ感を手軽に増したい♪でも、使い方がよくわからない…。
そんなブライワックス初心者、必見です。
こんにちは。木製家具をなんちゃってDIYで、設計図をかかない100均工作が好きな、とりやっこです。
今回は、ナチュラル系無垢材の家具好きにうってつけのワックスを見つけたので、ダイソーペン立てに塗布した話を覚書き的に記したいと思います。
木製家具に手軽に着色したい💛保護塗りとビンテージ感増したい方、「ブライワックストルエンフリー(370ml)ラスティックパインを試してみた」編、どうぞ最後までご覧くださいませ。
ブライワックス購入理由
私がもっていた木材の保護剤は、国産の天然素材の未晒し蜜ロウワックス(クリア)とワトコオイル(クリア)でした。
蜜ロウワックスはワトコオイルほど塗布に時間もかからず、室内塗布でも臭いがしなかったのが、愛用していた理由です。
それでも、最近、蜜ロウワックスのクリア色だと、家具がすべて黄色味がかかってくるのが気になり…。
もう少し茶系で簡単に保護塗りと同時に着色できる、蜜ロウワックスがほしい!と思うようになりました。
しかも室内塗布できる有機溶剤の臭いのない、扱いも手軽な品はないかと…。
そんな願いを叶える、万能で素敵なワックスを見つけました。
ブライワックストルエンフリーです!
ブライワックスとは
ブライワックスは、無垢の木製品仕上げやメンテナンス用、英国王室御用達家具用ワックスです。
無垢材の木目を生かした、簡易塗装と表面保護にうってつけ。
オリジナル(全14色)とトルエンフリー(全8色)のものがあります。
オリジナルとトルエンフリーの違いは、トルエンフリー(トルエンを含まない)は色味がやや薄く、ツヤは控えめとのこと。
トルエンフリー全8色
・アンティークブラウン【明るめの茶色】
★クリア【一個でメンテナンスに重宝:定番品】
・ダークオーク【渋めの茶色】
★ジャコビアン【ダークチョコレート色の人気色】
・ミディアムブラウン【アンティークブラウンより濃い中間色の茶色】
・オールドパイン【ラスティックパインより枯れた味わいの茶色】
★ラスティックパイン【クリア・ジャコビアンと並ぶ人気色、飴色】
・ウォルナット【赤味がかかって、高級感ある茶色】
このワックスは、どこのホームセンターにでも置いてあるような一般的常備品じゃありません。
ようやく見つけたスーパーセンタームサシ街中店舗の、オシャレなDIYコーナー側にあるような、こだわりのワックス。
(建設現場の担当者が来るような、釘ネジが並ぶコーナーとは雰囲気が違うコーナーの意味…)
しかもホームセンター店頭では8色もなかった気もしますが…。
しかも店舗では、塗布した木材サンプルもパンフレット色見本もなく、一瞬購入の決め手に悩みました。
とはいえWEB上(GALLUP)の画像検索の色見本から、ラスティックパインかジャコビアンにしようと思っていたので、一番使いそうな色にしました。
私が買ったのはラスティックパイン。
ダークチョコレート色のジャコビアンなどと並び人気色です。
缶の内容量が少なければ、もしくは価格が安ければ2缶同時に買っていたのですが…。
370mlで4平米(一回塗り)使用可。
一缶使い切るのに10年かかりそうです。(←小物家具しかつくらないので…)
価格は税込3,280円。
ダイソー工作物をアンティーク家具・ビンテージ雑貨にする投資だと思って(‘◇’)ゞ💦購入しました。
では実際購入した370ml缶の裏書を見ていきましょう。
蜜蝋ワックスは、1860年英国で開発された、木工愛好家から職人まで愛用する、無垢の木製家具用ワックス。
木材の表面保護と色付け、ツヤ出しを同時にできます。
自然発火する可能性のある、油性ワックスとの注意書き。
トルエンフリーはオリジナルに比べ臭いが少ないが、人体には有害な有機溶剤は少しは入っているのでしょうか。
ワトコオイルなどのオイルと処理などの扱いは同じく、塗布に使ったウェスを捨てるときは自然発火しないよう水に含ませることが必要です。
それでは、使用方法についてのラベル書き。
天然素材の蜜蝋を主原料とし、camauba wax【英名:カルナウバロウ、ブラジル自生のヤシ(口紅の原料などになる)】を配合しております。(ウィキペディア調べ)
ブライワックス基本的確認および注意事項【抜粋】
- 塗装の際は、木材の表面にコーティング剤がない(無垢材状態にする)こと
- 表面の研磨(サンディング)は仕上がりに重要
- 布かスチールウール#0000で塗布
- 乾燥が早い(約15~30分)
- 乾燥後タワシで磨く
- 防水性はあまりない
- 20℃で液体化(熱に弱い)
日本正規総代理店:(株)リムジンインタナショナル
総販売元:GALLUP
20℃で溶けるので、夏は缶蓋を開けるとき、蜜蝋がゆるゆるになるので注意。
塗布するのにゆるすぎる場合は、涼しい場所、冷蔵庫などで冷やすとよいです。
逆に冬は室温でもカチカチに。
塗りにくければ缶ごと湯銭したり、暖かい場所に置くなどしてワックスを温め、ペースト状に戻しましょう。
これらを確認した上で、蓋を開けますよ。
ブライワックスのみどり缶蓋が開かないあるある
よくある事例です。私の一例で見てみましょう。
1すりきりではみどり蓋は開かない
料理のとき軽量で使う百均ステンレスすりきりでは、すぐに曲がってしまい、みどりの蓋はビクともあかなかったです。
2 マイナスドライバーでもむずかしい
ググりましたら、マイナスドライバーで開いたとの事例が。試してみましたが。
蓋のフチをこじ開けようと試したのですが、コツがあるのか、私が不器用なのか難しいです。
3困ったときはヤフー知恵袋を頼る
ヤフー知恵袋に新たな情報を発見。瓶の王冠をあける道具で開くとの事例が。
試してみました。
パカッ…!
一発だよ!
瓶の王冠を開ける栓抜のとっかかりの部分に引っ掛けると、まったく力をかけずに開けられました。
こんなに簡単に開くのなら、最初から缶の裏ラベルに開け方の記載をお願いしたいです!
それでは中蓋も開けにかかります。
中蓋はマイナスドライバーで周囲のフチを2、3回させば、簡単に開きました。
蓋を開けてみると、ほとんど臭いは感じないです。
とはいえ、少し顔を近づけると、うっ( `ー´)と 有機溶剤独特の臭いがあります。
ワックスを買い、初めて開けたのは12月。当然気温は 20°以下。
ワックスはカッチカチに固まっています。
色が見た目相当濃いです。ラスティックパインはWEBのサンプル塗布後木材画像では優しい飴色ですが…。
樹種によって色味の違いが出る様子。余った木材で発色を試したほうがよさそうです。
トルエンフリーとはいえ、一応吸い込むと有害なので、換気は必要かと。
窓を開けて室内で作業していきます。
ブライワックス塗り方【超簡単な手順】
推奨された使用方法を確認しつつ、(相当アレンジして)作業を開始です。
1)塗布前、木材表面の下地処理(サンディング)
サンドペーパー#120~240で木材表面を研磨します。
木材の傷や棘・ササクレなどの毛羽立ち、汚れ、表面の不要な保護剤などがあったら、ムラになるので滑らかにします。
油膜をはるようなペンキやニス、ボンドのはみ出しなどにはワックスがのりません。
とはいいつつ、百均ダイソーペン立てはほぼ無垢材風(なにも塗装していない合板)なので、軽くやすりを当てる程度にしました。
サイズ違いのダイソー木製ペン立てを、二連につなげたものです。
絵柄が前から見えないようわざと繋げています。
ナチュラルな外観が好みなので、前面に文字は要らなかったのですよ。
サンドペーパーでビンテージ感を出したいときは、あえて木目に沿わずやすり、傷をつけたりも。
ワックスを塗りこんだときに、木口や節などに色が濃くなり、古材の風合いが出ます。
2)布で粉をふき取る
研磨で出た木粉を落とす作業は必須です。ウェスで木屑、ほこりなどを取ります。
3)(必要なら)塗装
着色できるブライワックスを使用する場合でも、ステインなど塗るとさらに発色がよくなります。
私の場合は、この工程はパス。
4)布かスチールウールでワックスを刷り込む
ここからワックス塗布に入ります。
木目に沿って塗ること。
スチールウールで塗る場合は、木目を外れると、傷が目立ちます。
スチールウール#0000を使うと、木目に細かな傷をつけて刷り込むのでワックスが木部に浸透しやすいということ。
ですが、私は、今回はスポンジ塗布にします。
サイコロ状スポンジ(激落ち君的な物)が使い捨てで便利だよ
キッチン用プラスチック手袋を使って、手に溶剤が触れないように塗布。
染み込ませるように、薄くムラにならないように塗ります。
かなり色が濃いので、慎重にすくってサッと塗ります。
一刷毛目で伸びないので塗りにくいな…と思いました。サンプル試しなしで塗布するという荒業です…。
地道に薄く、薄くぬり伸ばしていきます。
5)約15~30分乾燥後、ブラッシング(ツヤ出し)
蜜蝋が木部に浸透するまで時間を置きます。
乾いたら布かブラシでこすります。蜜蝋を刷り込ませてツヤを出す工程。
このときブラシは亀の子たわしや豚毛ブラシが良いと勧めるブログやYouTube動画を複数発見。
私の場合どれも使用済のものしかなく、家にあったきれいで手頃なブラシは、ミニナイロンブラシ。
今回はこれでブラッシングします。
一通り塗ったのですが、ムラ感があるやら、ツヤがないかなという出来です。
発色はよいとして、風合いがいまいち思った通りではありません…。
無垢材の木目をきれいに際立たせるのが、蜜蝋ワックスの真骨頂。
わかっていましたが、百均製の合板素材は美しい木目、という意味での風合いはもともと出にくいです。
それでも色味を濃くして、色の厚みやツヤをつくります。
色が薄かったら乾燥後にもう一度布でワックスを刷り込みます。
再度、重ね塗りしました。先ほどより、発色がよくなりました。
6)拭き上げ
はみ出たワックスはウェスで拭きあげます。ブライワックスの特徴としてどうしても色移りはするようです。
最低限、色移りしなくなるまでに、何度も布で磨く工程を重ねます。表面にツヤがだんだん出てきます。
ダマになっているところは、ウェスが汚れます。
画面暗めですが、再塗布後。
発色や風合いはよくしたいならワトコオイルを塗布後、ブライワックスを塗るという手もありそうです。
とは言え今回は百均の合板ペン立てなので、直にブライワックスのラスティックパインのみ塗りました。
ペン立てにオリジナル中仕切りを戻しますよ。
お気に入り工具の位置を定めるために、百均ブロックをボンドつけしてつくったものです。
ごっそりドライバーやきりなどをつっこんでいるかんじが、渋くて無骨ですね💦
ペン立てにオリジナルしきりをつけ、よく使う選抜メンバーを投入した工具入れです。
作業中、コレという工具が、一発必中で取り出せることを目的につくった代物。事務感満載です。
便利さを保ちつつ、これからは美しさをUPしていきたいところです。
どうもこれで終われなくなってしまいました。
次は、撮影台になるような大判で美しい木目の無垢板を、表面を滑らかにしたあと、スチールウールでワックスを何度も塗り込みたいです!!
とはいえ、手持ちの百均製桐板在庫がまだ余裕であります。
ビンテージあるいはオールド仕上げまたは古材風に、ダイソー桐板材をグレードアップをする作戦を決行する予定です。
100~300円を見た目3000円くらいのオールド物に…。
ということで今回の挑戦「ブライワックストルエンフリーのラスティックパインで百均ペン立てをビンテージ雑貨にした」編はこれにて終了したいと思います。
ではでは。
にほんブログ村ランキングに参加中♪
記事が面白かったと思ったら、1クリックしていただけると、とりやっこがよろこびます💛