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サンダー集塵を家庭用掃除機で|マキタクリーナーと排水ホースで代用
屋内で集塵機能のないサンダーを使用すると、作業机の上だけじゃなく、PCの蓋上とか鏡とかまで、微粉がとんで困る!
そんな粉塵対策でお困りの、インドア派DIYerはいませんか?
こんにちは。なんちゃってDIYで小型木製家具をつくるのが趣味、のとりやっこです。
以前から気になっていた私の悩みは、秋や冬場に屋内で使うミニサンダー使用時に宙に舞う微粉について。
今回、私は集塵機を購入、するのではなく、家庭用掃除機で代用しようと試みました。
RYOBIサンダーs-5000を先日購入したマキタのクリーナーにつなぎ、集塵機にする作戦です。
では詳しく中身をご紹介しますね。
家庭用掃除機を集塵機にする方法【簡単解説】
集塵機をつくりたかった理由
木材の研磨を戸外で行うなら、微粉が部屋に舞う問題とは無縁です。そのためには充電式の集塵袋つき、取り回しのよいサンダーを持っている必要があります。
そうではないコード式サンダーなら、戸外で作業するにはコンセントの近くに作業場があるか、ポータブル電源が必須。
私の持っているRYOBIのサンダーS-5000は、コード式で集塵機能なし。集塵機につなぐ接続口のみついた、機種。
部屋の窓際のカウンターで戸を開けながら、木材を研磨するつもりで買ったので、天気のよい暖かい季節ならそれでもよかったのですが…。
そう、問題は秋冬。
戸を開けて30分の作業は地味にきつい。最近は落ち着いて部屋の机上で作業をしたくなり、しかも窓も開けず行っていました。
机上の粉はハンディクリーナーで掃除すると一見きれいになりましたが、微粉が鏡やらパソコンの上まで舞い…。見た目もヤバイけれど、粉塵を吸うのも健康上の問題が。
とはいえ木工作業用集塵機を買うのはむり。家庭用のものに比べても大きく、コードつきで使用するには場所をとります。例えばこんなモノ⤵
私の場合、趣味的に使うだけで使用頻度が低いため、居室での作業用のためだけに買えません。家庭用掃除機さえ取り回しにコードが邪魔なので、充電式を選んだほどなのに…。
というわけで、集塵口と付属のアダプタはあるので、マキタの掃除機につなぎ集塵機にしようと思い立ちました。
実は、以前試作でsharkのハンディタイプのクリーナーに接続したのですが、接続口のサイズが微妙に合わず、空気漏れあり。きれいに吸い取ってくれなかった上、クリーナーは小型すぎて床に直置きでは吸引作業が安定しませんでした。
今回つなぐのは、Makita充電式クリーナーCL107FDSHW。集塵機代用のリベンジ計画、発動です。
サンダー本体の確認
重量0.76㎏で、片手での操作が手軽にできるコンパクトさ、低重心の安定感が売りのミニサンダーです。
サンダー本機に排出口のみがつき、集塵ノズルが付属されています。
集塵ノズル内径は実測で約31㎜。
木工ペーパー穴付き#100はサンダーを集塵機につないだ場合に使用できるものが一枚付属。
排水ホースは別売品。純正品はネットで注文しないとなりません。調達が面倒だし、専用の集塵機に接続するものではないので、ホームセンター市販品で代用することにしました。
純正品集じんホース2.5mサイズ
本体接続側:(内径)26㎜×(外径)30㎜
集じん機接続側:(内径)34㎜×(外径)38㎜
上記の寸法であれば、接続できるはず。
といっても、家庭用掃除機とRYOBI専用の集塵機とは違いますが…。
用意した材料&接続法
まずは集塵機代用の家庭用掃除機を用意。
Makita 充電式クリーナーCL107FDSHW
吸引仕事率:強モード20W/パワフルモード32W/標準モード5W
ヘッド部分のノズルを外しておきます。
大型のコード式掃除機や集塵機に負けるパワーなのは承知の上。
果たしてノズルに接続できるのでしょうか。
次に排水ホースを用意。
洗濯機排水ホース延長用1.5m【SANEI(株)】
材質:ABS樹脂・塩化ビニル樹脂・ポリプロピレン
ホース長さは短いと作業場所に行き届かず、長すぎても邪魔なので、お好みで。(純正品の推奨は2.5m。)
〇ホース接手側:柔らかめの素材
テーパー形状(台形)26~最大34㎜まで変形できるもの。
〇集塵ノズル接続口側:硬質素材 32㎜口
内径は30㎜で1.5m
まずはサンダー本機にノズルを差し込み、排水ホース硬質側を接続してみます。
1㎜の誤差あり。集塵ノズル接続口にはまりません💦
ホースコネクタとか必要なのでしょうが、探すのが面倒なので百均材で対処します。
絶縁テープ(黒色)ダイソー品でぴったりと両者を貼りつけることに。柔軟性のあるダクトテープなどのビニール素材のテープなら気密性高く接続できます。
ガムテープより着脱が簡単で、接続はしっかりしてます。
専用ノズルなので、保管するときもホース口に年中貼りつけておいて問題なし。
あとは柔らかな素材の継手側を、掃除機の口にとりつけますよ。色も同化して純正品みたい。
掃除機の口の内径は約32㎜、継手側は34㎜まで対応可能。差し込めはしますが、吸引しているうちに抜けそうな具合。
簡単に着脱可能でしっかり固定したいなら、ホースクランプなど専用部品でしめるべきでしょうが…。
こちらもビニールテープで接続しますよ。
継手側は普通の掃除機に戻し、ノズルをつけて掃除するときにはテープを外す必要あり。剥がれあともなく、きれいにとることができます。(なんなら、そのまま排水ホースにはりつけておき、ビニールテープの再利用も可能。)
あとはサンダー使用時の粉塵吸引具合を試してみるだけ。そのまえにサンダー集塵用ペーパー穴ありで吸引する必要があるので、市販のサンドペーパーの下穴処理をします。
一枚だけ付属のペーパーを、下穴開けのモデルにとっておき、寸法通りに穴を開けますよ。
ダイソーの木工用サンドペーパー70×230㎜の#120を使います。
幅はほぼ一緒ですが、サンダーのパッドの長さに合わせてカッターで端をカットします。(はさみだと切れが悪くなるため。カッターなら歯が傷んでも折ればよいだけ。)
えんぴつで印をつけたところを下穴開けます。
革製品に穴を開けるポンチ(手芸用)で開けています。少し穴が小さめなんですがね…。
サンダーにペーパーをとりつけますよ。クランプレバーを開け、上下で挟み込む方式です。
廃材をサンディングをしてみたんですが…。表面の古材感がすごすぎて#120ではなかなかきれいにならない(‘◇’)ゞ
急きょ#80サンドペーパーでもういちど下穴開け。
使用済のペーパーで下穴開けてもなんら問題ないことに気づきました。定規を引かずにラフにしるしをつけ、手でペーパーをちぎります。穴だってJetstreamのペンで開けると大きさがジャストサイズ。
それでも穴開け作業が面倒な方は、専用穴のサンドペーパーを購入すれば簡単です。まとめて数枚開けたい方は、パンチングツールを使いましょう。
パンチングプレートなどラバーパッドの穴と同じ位置に開けられる治具も販売されています。
クランプでペーパーを挟みこむ作業がやや面倒。互い違いにパッドを抑えるため、ちょうどよいサイズでないときれいにはまらないので、慣れが必要ですね。
ズボラでもペーパーとりつけ&吸引に問題なし
サンダーをかけたところだけ白くなります。粒度の荒いペーパーの木くずが、けっこう下に落ちました。粉塵を吸引するのは、かけているそばの微粉で、角材の下にまで落ちたやつまでは吸ってくれない様子。
かけている面の粉は吸引してくれます。
サンダーを新聞紙の真上に、そろそろと当たらないように滑らせてかけると、掃除機をかけたように吸引できます。
いったんサンダーの作業の手をとめて、ハンディ掃除機で木くずを吸い込むという二度手間がなくなりましたね。
吸引能力じたいは弱いとしても、一人二役のお役立ち感があってよいんじゃないでしょうか。
家庭用マキタ掃除機を集塵機にした感想【まとめ】
粉塵飛散の軽減になりました。作業後、うすくしろく、鏡まで粉まみれはまぬがれましたね。
今後の改良点は、木くずゴミがもっと簡単に捨てられたらということ。マキタ掃除機の別売品サイクロンアタッチメントがあったら、なおよかったことでしょうか。今後、購入を検討しますよ。
→後日、ショートサイクロンアタッチメントを導入しました。
サンダーの作動音+マキタの掃除機の排気音が合わさると、騒音がMAXに。マキタ掃除機を集塵機に転用する際、覚悟すること。
家族に文句言われる前に、自分の耳が悲鳴をあげるかもしれません…。
でも、今回はよしとします。秋冬の間はしばらくはこれでいきますよ。
それでも屋内作業時にサンダーの粉塵飛散がどうしても気になる方におすすめ
- 充電式サンダーを購入して戸外で作業を
- コード式サンダーをポータブル電源につないで戸外で作業を
- 集塵袋のついたタイプのサンダーを購入して屋内で作業
- メーカーの静穏な集塵機を購入し、サンダーと接続する
というわけで、今回の家庭用掃除機を集塵機にする計画は、これにて終了したいと思います。
ではでは。
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