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木部塗装初心者Q&A|オイルステイン他塗装&仕上げ法おすすめ6選
「木製家具を塗装したいけど、細かな疑問が出てきてなかなか作業がすすまない…。」
「塗料の基本のキをわかってないので、作業のたび調べ直すことが多い。」
そんな塗装初心者、もしくは塗装をし(たく)ない簡単百均DIY好きはいませんか。
こんにちは。それは、私。面倒な塗装と仕上げが同時にできるブライワックスが好き。なんちゃってDIYerとりやっこです。
塗装作業のたび初心者にかえる私、塗装初心者が戸惑いがちなあるあるQ&Aを作成してみました。よかったら参考までに楽しんで見ていってください。
それではまいりましょう。
オイルステインとオイルフィニッシュ、どう違う?
塗装初心者あるあるQ&A
【Q】オイルステインとオイルフィニッシュはどう違うの?
【A】オイルステインは油性の木部浸透系の着色料の意。オイルフィニッシュは油性の木部浸透系の仕上げ剤。ステインは着色するだけで木部の保護機能はなく、オイルフィニッシュには保護機能があります。
オイルステインの名の商品には保護機能があるものも。詳しくは缶の説明にニスなどで上塗りしてくださいと書いてあったら、保護機能はなしです。
(例)オイルステイン ウォルナット(カンペハピオ)の場合、
とラベルに書いてあります。
(例)オイルフィニッシュで有名なのは、WATCO(ワトコオイル)。エゴマ油等植物油からなる、木材専用の浸透性オイルフィニッシュ。着色と同時にそのまま仕上げもできますが、床を含む屋内用で、濡れた深みのある風合いが特徴です。
【Q】どの塗装法が自分の木製作品にあっている?
【A】水性ステインと油性ステイン、オイルフィニッシュ兼カラーオイル、着色できるワックス系、色付きニス、ペンキ…いろいろ塗装法はあります。まずはつくりたい作品の最終イメージを思い描いて。その上外せない塗装のポイントをはっきりさせます。
条件がそろえば、塗料は消去法的に決まったようなもの。すべての希望にあう商品を探すのはムリなので、条件はある程度、妥協せざるを得ないですが…。
自分にとってコレは外せない塗装のポイント!
❶木目を活かしたい
❷ムラになりにくい着色料がよい
”❸着色を濃くしたい
❹塗りやすさを優先。初心者🔰向け
❺着色しつつ仕上げもしたい
❻耐水性💦はある程度必要
➐完全室内塗装🏠で
➑屋外塗装🌞も可能
❾臭いがしない塗料がよい
➓塗料の乾燥時間⌚はできるだけ短く
⓫価格がリーズナブル
、などなど…色をつけても、❶木目を活かしたいです。木製品好きなら当たり前でしょう。
着色料が、透明もしくは半透明になるものを選ぶこと。オイルステインは浸透系塗料のため木目が美しく見える。ワトコオイルなど浸透系塗料&オイルフィニッシュなら木目を活かしつつ仕上げができる。蜜蝋系着色ワックスも木目は活きる。
反対に、ペンキ、ウレタンニスなど造膜型塗料は塗膜をつくるので木目の風合いは損なわれるから選ばないで。
❷ムラになりにくい塗料はどれ?
水性ステインはムラになりやすい。オイルステインはムラになりにくい。カラーワックスだけだと着色はできるけれど、ワックスは木部の上にのるだけなので、ステインを塗った方がよりきれいに色がつく。
一番のムラ対策はどの塗装法も二度塗りが必須だね。
屋外塗装なら下塗り・中塗り・上塗りと三度塗りが基本だ。
❸色はしっかり、くっきりといれたいです!
オイルステインは濃い目に着色するね。木部以外のものでも固着できるよ。
塗装は汚れるので苦手です。❹初心者に扱いやすい塗料ってありますか?
蜜蠟系ワックスはわりに粘土があるので古布(ウェス)でも垂れずに塗れる。着色と保護塗りができて、扱いがラクだね。
使用する塗装用具でも塗りやすさは違うから好きな道具を選べばいい。広い面積をペンキで塗るならローラー。大部分刷毛で塗ったあと、布でのばす。細かいところは小筆とか。
水性塗料は水で薄められるので扱いはラクだね。油性ステインは刷毛洗いにも、ペイントうすめ液がいる。どの塗料でも、床を養生し、手袋で着色しないと汚れるから、事前準備を忘れずに!
ズボラなんで、❺着色と仕上げを同時にしたいです!
オイルフィニッシュ系カラーオイル、保護塗りできる着色ワックス、硬膜型の着色ニスなど、ひとつで保護機能を持つ塗料を選べばいいよ。
❻耐水性や防カビ機能はあればよいけども…。木目が活きる塗料という条件は外せないですよ。
オイルフィニッシュ、ワックスは比較的耐水性を持ちつつ、木目が活きる仕上げができるよ。でも耐水性は弱いので、てきぎ塗り直しのメンテナンスが必要になるね。
屋内使用でもキッチンで使う家具、テーブルや椅子など、水がかかる条件で使用する前提なら、木目はアレだけど、仕上げは防水&汚れ防止もできるウレタンニスを選ぶことをおすすめするよ。
雨のかかる屋外使用なら耐水性・防虫性・防カビ機能のある対候性の塗料を選ぶこと!キシラデコールが有名だね。
❾臭いのない塗料はどれ?
水性ステインは臭いが少ないよ。
油性ステインは有機溶剤臭がする。自然塗料で、体に比較的安全としても、臭いが強いものもあるよ。
➓乾燥は早い方がいいです。
油性ステインは有機溶剤入りなので乾燥時間は短いよ。蜜蝋系ワックスも乾燥時間は短め。反対に水性ステインは時間がかかる。体に比較的安全な自然派油性塗料ほど乾燥に時間がかかる傾向だね。(ワトコオイルは約1日。ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンは未使用。)
乾燥時間は、気温や天候(湿度)によってかわるよ。塗装するなら、晴れて、カラッとした日の、午前中が理想だね。
以上を踏まえた、私からの質問です💛
ムラにならず、きれいに木目を活かせて、てきどに耐水性のある、簡単にできる塗装法で、乾燥時間は1、2時間くらい。臭いの少ない、室内で塗装できる方法を教えてください。
塗料は木目を活かせるオイルステイン。保護塗りはブライワックストルエンフリータイプなどガソリン臭を押さえた蜜蝋系ワックスで。
塗装は、晴れた日に、縁側など窓を大きく開けれる場所で行おう。塗装用具(刷毛、布、スポンジ、塗装容器)は使い捨て。床養生は新聞紙等で簡便にしたらラクなんじゃないかな。
【Q】オイルステインをペイントうすめ液で色の濃さが調節できる?
【A】外壁塗装などローラーを使った塗装のとき、気温の変化、経年変化などで塗料の粘土が高すぎた場合、色も濃くなり塗りにくいので塗料を薄めるために使います。希釈の際は、容量を守らないと薄くなりすぎ、かえって塗りにくくなるので注意しましょう。
基本は塗料は買ったままの状態で使えばよい場合がほとんど。刷毛の洗浄用、塗装で汚れた場所の洗浄のために使います。
使う場合は、オイルステインならオイルステイン専用のうすめ液を使いましょう。オイルステインの希釈に、ラッカー用のものは使えません。
【Q】オイルステインで塗装するときの失敗しないコツは?
【A】オイルステイン塗装のポイントは5つ
❶素地調整…塗装前のサンディングが大事。傷や荒れがあるならサンドペーパー#80くらいから、表面を#240くらいで整える。ポイントは木目を整えすぎないこと。木口は色が濃く入りがちなのでサンディングを忘れないこと。表面の削った木粉は布できれいにふきとること。
❷塗装用具選び…木材の種類、面積によって用具を変えること。広い場所ならローラーで。オイルステインはゆるいので刷毛塗りが一般的。布は着色料が染み込みやすいが、ムラにならず塗りやすい。
❸ステイン塗装はサッと…必ず目立たないところで試し塗りを。木口や木端など吸い込みが多い場所から、木目に沿って均一に薄く広げながら塗ること。油性は水性よりも木部への染み込みが遅いとはいえ、液だまりを放置せず、余分な塗料は木材になじませるようにサッと布でふきとる。
❹二度塗り…乾燥後に二度塗りをする。乾かぬうちに一度に全部完璧に塗ろうとすると、濃くなりがち。ステインが乾いた後もサンディングで表面のざらつき、色味を調整すること。
❺上塗り…オイルステインは木部の保護機能がないので、色移りを防ぐためにも保護塗りは必須。素材の木目を活かすクリアなワックスなどで上塗りを。美観を重視するならツヤの出る蜜蝋系ワックスをスチールウールで刷り込み、あとで表面を亀の子たわしや布で磨くとよい。
オイルステイン&ワックス塗りや、二度塗りも、手間がかかるやり方ながら、木材の持ち味を理想の色味で最高に引き出せる方法なんですね。
高級木材感ある「美しい木目」も、なめらかな表面の手触りも、サンディングや仕上げで出せるんだ、とわかりました💛
はじめての木部塗装&仕上げにおすすめ記事6選
手前みそですが、6つの過去記事の紹介をもっておすすめとさせていただきます。
額装など水性のアクリル絵の具、ぺんてる筆など水性絵具を使った着色を試したいなら❶を、
木製小物の木部油性塗料(オイルステイン)による着色+ブライワックス仕上げを試してみたい方は❷を、
ブライワックス(ラスティックパイン)トルエンフリーの使い方・仕上がり具合を知りたい方は❸、❹を、
車内テーブルなど小テーブルの、墨汁塗装とワトコオイル仕上げを試したい方は❺を、
サイドテーブルなど室内用の小型家具に自然派の安全なワックス、未晒し蜜ロウワックスによる仕上げにチャレンジしたい方を❻を、
それぞれ押していただけたら、過去記事へ飛びます。
注)失敗談多めにつき、同じ轍を踏まぬようDIYの参考事例としてご覧いただけたらと思います。(^-^;)
私は百均簡単DIY的な家具を自作するのが趣味なので、失敗も経験のひとつとして楽しむことができましたが…。
もしあなたがDIYでの家具の塗装作業に限界を感じたら、専門家に依頼することを考えてもよいかもしれません。
ヤフオクでようやく見つけた、年代物英国製アンティーク家具なので、失敗はいや…。
✅自分で作業したけれど、仕上がりが思うようにならなかった
✅DIYでの塗装・塗り直しは作業工程が多くて不安
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これからもあなたのDIYが、生活を豊かに彩る、楽しいものでありますように。
本日はここまで。それではまた。
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