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木製ファイルボックスDIY|100均板でファイルボックスをつくる方法
「DIYで苦手なことはカット作業と、設計図を描くこと。」
こんにちは。なんちゃってDIYで木製家具をつくるのが好きな、とりやっこです。
100均板で木製ファイルボックスをつくりたい!という野望を抱いた方、必見です。
all100均木板でファイルボックスは、リーズナブルにつくれます。
ただ問題は、カットなしで簡単♪とはまいりませんが…。
これさえ読めば、百均板で憧れの木製ファイルボックスがつくれる!
という思いで、書きました。
プラスチック製のファイルボックスには満足できない、木製品好きのあなた。
天然木板でレアな収納ボックスDIYにチャレンジしたい方、参考までにご覧くださいませ。
では説明にまいりますね。
木製ファイルボックスをdiyする理由
天然木ファイルボックスのリーズナブルな市販品がない?
ニトリ、無印良品では、MDF材に天然木風の突板加工がしてあるファイルボックス製品はあります。
天然木ではないのに見た目はそれっぽい印象。
ただニトリのA4ファイルスタンド(ナチュラルウッド2ダークブラウン)1,990円と現在の値段は、ファイルボックスという事務用品にしては高めの設定です。
天然木ウォルナット突板の合板は薄くて丈夫、見た目もよし。工業製品は新品のときは美しいですが…。
角等の張り合わせ個所が、ぶつけたりなどして剥がれやすかったりします。
値段が1000円程度なら3個まとめ買いしてもよいんですが…。
問題は価格なのか~
合板でファイルボックスは自作できるのか?問題
合板で、いちど自作しようと思ったことがあります。
大き目のA4サイズより一回り大きい、カットなしで使えるファイルボックスにちょうどよい天然木板が、100均には売っていませんでした。(大き目はカットする必要がある。)
MDF材もあまり好きではないです。ビスが打てないので、ボンド接着をせずにつくりたい人間に不向き。
ジャストサイズの薄めの天然木板を、ホームセンターで探しました。
合板・化粧板はホームセンターで安いので一枚300円くらい(材質と厚みによります)でありました。
ただ、ファイルボックスサイズにジャストサイズの板はなく…。大きめサイズを買って、自分でカットしなければなりません。
何枚使うかはあとで計算するとして。どんなに材料費がかかっても1000円内には収まりそう。
とはいえ卓上丸のこガイドつきでも使用しないと、まっすぐなカットはむずかしいです。
自分で薄い板を手動カットすると、曲がったあとの補修(やすりがけ)がうまくできない。
では、ホームセンターでカットしてもらったなら?
いや、斜めカットができないんです。
というわけで一見簡単そうに思えた、一枚の合板を切り出して自作するのは、あきらめました。
手動カットのみの私。簡単DIY好きとしては、こだわりのあるファイルボックス製作は難易度が高めです。
普通、DIYerなら加工が好きなんじゃないの?
ラクで、楽しい、リーズナブルな工作が好きなんです!
大判板は板をつなげてつくる、という発想
合板でだめならば、工作が簡単な薄め百均板をカットしてつなげたら、と考えたのが今回の思いつきです。
大き目サイズの板を切るのが苦手です。
なぜって、手動カットでは30㎝の長さでは絶対に曲がるから。
けれど15㎝幅であれば、ぎりぎり私の持っている万能カッターでもカットできます。
サイズが都合よくつながる組み合わせを考えれば、切るのも設計図を描くのもラクなのでは?という発想です。
百均には薄め桐板0.9㎜が9・12・15㎝幅や、1.3㎝の厚いものならファイルサイズになる大き目サイズ板も。
板が厚いのはビス打ちはラクでも、ファイルボックスじたいが厚いと、箱は大きくても中に物が入らなくなります。
カットなしで板をつなげると、以前つくったマガジンラック形状の箱に。
というわけで、ここから問題は、百均板選びになります。
もっとも加工が簡単で、望んだ形のファイルボックスになる百均板はどれか。
(面倒なカットが少なく、ビスが打てる板の組み合わせ。やすりがけ加工などが少なくて済む板はどれか、の意。)
そしてやはり、見た目も大事。ナチュラル雑貨風・ビンテージ感を出したいです。
というわけで、とりあえず一般的サイズのファイルボックスの大きさを調べてみました。
木製ファイルボックス市販品サイズは【一般的傾向】
一般的ファイルボックスサイズ
(A4書類縦型収納・収納ボックス・縦置き書類ケース…各社呼び名はさまざま)
奥行 約27~28㎝
高さ 約32~33㎝
幅 約8.5~15㎝
【無印良品】ポリプロピレンスタンドファイルボックス A4用 約幅10×奥行27.6×高さ31.8㎝ (15㎝幅あり)縦置き
ポリプロピレンファイルボックススタンダードタイプ A4用 約幅10×奥行32×高さ24㎝ (15㎝幅あり) 横置き
【ニトリ】A4ファイルスタンド(ナチュラルウッド2ダークブラウン)
約9.7×27.5×32㎝
ほかいろいろ
この数値を参考に、理想のファイルボックスを思い描いてみます。
理想の木製ファイルボックス作成条件
- 天然木(在庫100均板)使用【※今回のみのルール:在庫板の整理のため】
- ナチュラルなビンテージ感
- 上あきタイプ(A4ファイルが取り出しやすい)
- 前板あり(書類が取り出しやすい高さ)
- ボックス幅は9~15㎝内(15㎝は広すぎ。9㎝・12㎝を採用)
- 板厚はビス打ち可の9~12㎜
- 脇板斜めカットは少しだけ(角度は45°程度)
- めんどうな加工なし(=相欠き継ぎ・ボンド接合・専用の電動切断工具使用なし)
- (上の条件から)ビスどめ、手動カッター使用、簡単なやすりがけのみ、木材連結は金具のみ、木部補色以外の染色なし、でできる加工
というわけで、上記の条件に合うダイソー&セリア品在庫板を探します。
板幅9㎝、12㎝、15㎝の板同士を現物合わせで、ファイルボックスサイズになるものを選びます。
以前、私がdiyでよく使う100均板をまとめた記事がありますので、板選びの参考までによかったらどうぞ。
簡単!100均板木製ファイルボックス作り方【保存版】
選んだ材料
今回のDIYで使用した百均板のラインナップです。
写真左 前方脇板用
A)工作材料板材(桐)約400×12×120㎜【ダイソー】
写真中央 後方脇板用
B)木板焼き目付(天然木桐)約45×15×0.9㎝【セリア】
写真右 底板・背面板・前板用
C・D)木板(天然木桐)約45×9×0.9㎝【セリア】
※(写真なし)実際、前板は
木板焼き目付(天然木桐)9㎝幅【セリア】の端材12.3×9×0.9㎝を使用
つなげて使う脇板部分が、今回はモダンなツートンカラー。
色はお好みでOK。これらの板は全て要カットです。
セリアの焼き目付桐板はダーク色でおしゃれ。ただし、カット後に断面が白木になります。(デザインしだいですが、あとで補色が必要になる点に留意を。)
というわけで今回、焼き目付板は、斜めカット部に使用していません。
前板飾り用/ネームプレート(使用済)
電動ドリル
タッカー
さしがね
手動きりほか
のこぎりガイド【セリア】(45°板カット用)
木工ガイド【セリア】(コーナー組み立て用)
板カットヶ所【しるしつけ後】
6枚の100均板から7つの部材をとります。(注:のちに前板を別の端材にさしかえています。)
切り出す寸法
前方脇板用 A)約34×12×120㎜
34㎝の端から45°カット
後方脇板用 B)約34×15×0.9㎝
底板 C)約26×9×0.9㎝
(15+9=27 27-1【板厚分】=26)
背面板 D)約33×9×0.9㎝
(34ー1【板厚分】=33)
前板用(個別写真なし)セリア焼き目付端材11.3×9×0.9㎝
板幅が9㎝幅に固定されるため、板の組み上げ方も決まります。
底板をはじめに置き、脇から順に板を打ちつける方式です。
背面板のみ底板の上にのるので、33㎝と板厚分が短めにカット。
出来上がりサイズは下の通り。
板厚分0.9㎝をアバウトに+1㎝とカウントして増やしています。
【簡単手順まとめ】
①板に鉛筆でカット部のしるしつけ(先の写真の通り)
斜めカット部のしるしつけに、セリアののこぎりガイドを使用。
45°にこだわる必要はありませんが、ただラクに45°ほどの線の引ける手持ちの道具がこれだったので、使いました。
専用の分度器(プロトラクター)がほしいですが、まだ買いません…。(使用頻度が低すぎて使いこなせないため。)
板に1枚ひいたら、現物でもう一枚しるしをつけると簡単です。
②板カット
手動で行うため、曲がらないよう、ミニ作業台横のセリアひのき板にカッターを押し当てて切ります。
ちょうどよい位置にクランプで板を押さえる必要があるんですが。
自分でいちいちカットするとき板押さえが要らないよう作っただけあって、便利です。
それでもやはり端材ガイドがあった方が曲がりにくいです。(のこぎりガイドでもよいんですが…こちらの方が装着が簡単だったので)
あらためて、ミニ作業台にクランプをとめて、手動カット。
③木口のやすりがけ処理
カット部は軽くやすりがけします。見えない個所とはいえ、ささくれはなくしておきますよ。
最近購入したダイソーのブロックタイプの細目#180のサンダー。
木工製品の仕上げができます。
ダイソーのハンドサンダー用の#120のやすり紙ばかりヘビロテで使うため、いくらあっても破れて足りないので購入しました。
サンダーはいくつももっていると、番手を替えるときいちいちハンドサンダーに巻きなおす手間もなく、便利です。
④仮組み立て
板を仮に組み立てて様子を見るのに、セリアの木工ガイド2個組が便利です。
板厚6、9、12、15、18㎜サイズを、T字またはL字にとめられる優れもの。
今回の9、12、15幅セリア&ダイソー板がすべて使えます。
よければコーナー部から板にビスを打ってゆきますよ。
カット後の板組み立て時に、特に気をつけたいこと
- 切り口(木口)を底部になるよう配置
- 傷あり板を内面側に配置
- コーナーのビス打ち個所が干渉しないように
⑤板の調整(やすりがけ・補色ほか)
板を組み立て後、寸法の誤差が気になれば削るなり、丸めるなり調整します。
ツートンカラーの接合部分、だいぶ寸法がずれていました。
鉛筆線の引き方がラフなのか、狙った個所より外側(あるいは内側)をカットしたのか…。おそらく両方でしょう💦
ダーク板にやすりをかけたらだめなので、色落ち防止のマスキングテープどめ。
セリアの焼き目付板のダーク色剥がれたところは、茶系色鉛筆にてラフに補色。
A4ファイルを入れ、前板のサイズを確認中。
白木の前板だと地味すぎ、高さも低かったので、別の端材を探索中。
焼き目桐板付の9㎜幅端材は横につけるとサイズはOKですが、縦にした方がきっちりと底板と脇板の間にはまります。
イメージ確認はカット前にきっちりした方がいいですね。すみませんね、テキトーなDIYerでして💦
端材はカットせずにジャストサイズではまったため、ダーク色端材板に切り替えることに。
⑥板接合(ビス打ち・タッカーどめ)
脇板を接合するタッカーほか、今回使用する主な木ネジのラインナップです。
300円商品のダイソー、タッカーが初登場。
合板・薄め桐板程度なら、ボンドなしで簡単に接合できる方法としてタッカーを採用しました。
一文字でもよいのですが、少し厚みが出てしまいます。(金具も高くつきます。)
ビスはミニビスで。0.9㎜ならぎりぎりはみ出さずにいけます。
タッカーで脇板同士をとめますよ。
やすりがけもだいぶラフに行っています…。
使い慣れず、狙いがはずれました…。やり直さずこれでゆきます。
念のため一枚につき3か所打ちました。
前板もビスを打ちますよ。
脇でとめたはいいけど、なんだかなぁ(前に飾りが足りない)と思って見た様子。
できれば真鍮の…そうこれ!
昔、買ったダイソーの木箱についている金具。
前面に引き出し用とってつき、ネームプレートがあるとファイルボックス感があがります。
セリアに類似金具商品は売っていますが、今回はこれから頂戴しますよ。
完成した木製ファイルボックス
ファイルボックスが完成しました。
おお。木製ファイルボックスの、背景の絵があやしすぎですよ💦
A4ファイルなどを入れてみます。
セリアの愛用リングノートも、市販のA4ファイルやファイルケースも収まりました。
大型本を入れてみました。
A4ファイルサイズ内であれば基本なんでも入れられます。
本の収納量がある箱ではないので、とりわけインテリアにしたい特別な本やファイル入れに最適です。
ファイルボックスの背景の画が気になるところですが、自作家具のテイストになじんでいるようです。
家具をほぼセリア&ダイソー板でつくっているので、色味が統一されるのは至極当然ですけれど…💦
普通のプラスチック素材のファイルボックスよりも、別な場所へ移動させてもインテリア的にはOKです。
最近、寝室が男子工具部屋になりつつあるのは、気になるところです。
いっそ横置きでも入れ物として使えますよ。おしゃれな英文手紙とか(…ないけど)。
というわけで、超絶簡単♪というわけにはいきませんが、百均板で木製ファイルボックスはつくれます。
百均板幅でサイズを決めてやれば、あとはカットヶ所も短く、全体の寸法の目安がつきやすいです。
板に必要サイズのしるしつけて、カット。あとは組み立てるだけ。
至極リーズナブルに、わりと望んだ形の木製ファイルボックスが、百均板つくれるという事例でございました。
よかったらあなたも、いちどお好みの百均板でプラモデル感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。
あーだこーだと自由に板を組み合わせて作成したファイルボックスをどこかにUPしていただけたら、大変うれしいです。
誰か百均板でつくる、これより簡単な方法を教えてほしい💛
ではまた。
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