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ミニ画板を手作りで|昔ながらの天然木ストラップ付きで便利だよ
百均のクリップボードやバインダーは、紙ばさみで手や紙を痛めがち…。
バインダーのクリップが強力すぎて、あなたは手を挟んだことがないでしょうか。
こんにちは。なんちゃってDIYで木製家具をつくるのが好きな、とりやっこです。
バインダーを買っても買っても書類を挟んだまま。
新規メモや描画用に使いたいとき、板が行方不明という私…。
今回、意を決し、百均クリップと木製板で画板を自作することにしました。
便利なストラップ付き画板になりましたので、独断と偏見にみちた作成トライアルのお話を最後までごらんくださいませ。
ではいってみましょう。
画板製作の前に
画板とは
絵を描くときに便利な下敷としての板。主に野外で写生するときなど紙がよらないよう固定する板ですね。
美術を本格的にする方は、厚紙製できた画板をカルトンと呼んでおります。
私が小学校の頃は神社や工場などで写生大会がありました。学校推奨の画板はシナ合板&綿紐。
今の我が息子世代はプラスチック製が主流。
他MDF製・表面が紙の化粧合板、代用としてはホワイトボードに紐をつける版など。
それで市価1000円近くするものです。
百均のA3サイズのMDF製バインダークリップが、絵描きではない人間の遊び用画板としてコスパよしなのは了解済みですが。
私は画板と言えばやはりシナ合板。表面がすべすべな手触り、ナチュラルな木板がやはり好きですよ…。
というわけで、安価にDIYド素人にできる、理想の画板を夢想してみます。
MY理想の画板に求める条件
- 天然木板表面が滑らかで薄く・軽量なこと。(サイズは一枚板でA4用紙より一回り大きければよし)
- クリップは必要だが紙を痛めない(見た目が目玉クリップじゃない安価なもの)
- 肩が痛くならない、取り外し可能なストラップ有
- 紙を数枚収納できるスペースを裏側に
- ペン置き的な場所があれば良
もう、好き勝手に書いてます。
さらに条件を付け加えるなら500円内でできること、といったところでしょうか。
画板材料など
〈画板本体用〉
ファルカタ集成材 450×6×250㎜
板表面がなめらかならなんでもよかったのですが、ダイソー桐製はリーズナブルながら表面ざらざら。
しかも鉛筆で書くと沈み込むような柔らかさゆえに今回は使用をあきらめました。
ただのベニヤ板では薄すぎるし、表面が荒すぎてNG。
シナ合板はちょうどよいサイズ感の品をホームセンターで見つけられず…。(手動カットは曲がるので極力ジャストサイズがほしい💦)
小さいものでも折りたたみタイプにすれば理想の大きさはつくれますが、紙にデッサンをするときあとがつきそうです。A4より大き目の一枚板でなくては。
というわけで、かわりに見つけたのは、ファルカタ集成材。
そうめん箱にありがちな素材。6㎜厚と薄くても画板向きの、表面のさらさら感が素敵だったので採用しました。
〈紙挟み用クリップ〉
網戸クリップ張り替え用【ダイソー】
サイズ/6.5×9㎝
事務用品の目玉クリップだと、見た目ゴツすぎる上、紙挟み力が強すぎて苦手…。
ダイソーで見つけたこの山形クリップは、紙を挟む部分が塩化ビニル製、本体は丈夫なステンレス鋼。リーズナブルなのに見た目まぁまぁです。
〈画板肩掛け用〉
皮製ストラップ(カバン用再利用品)
某ブランドバックのショルダーストラップだったもの。
本体カバンはカビたので捨てたのですが、皮製ストラップだけとっておいたもの。
ナスカンがついているので、気楽に画板から取り外しが可能です。
紐長さが調節できるので長さを最大にすると、いいかんじそう。
その他
- 三角吊りカン(セリア再利用品)
- プラスチック透明板(ファイル再利用)
- ゴム紐
- 木ネジ・ワッシャーなど
画板を手作りする超簡単な方法
作り方といっても、写真の見たままですね。
画板裏側三角吊りカン装着後
横長にいつも使用すると考えて、ダイソーの網戸クリップを真上にとめますよ。
そして板を裏側にして、肩掛けストラップをつけるための三角吊りカンを取りつけます。
ヒートン使用も考えたのですが、紐ではなくストラップをつけたいとなると、ナスカンの大きさが問題になります。
ナスカンはバックなどでは普通Dカンと呼ばれる金具にひっかけて使うものなのですが、それらしい木板につけられる手持ちの金具を探しました。
ヒートンだと6㎜と輪が大くなるので板とのバランスが悪く…。
三角吊りカンはラクに取り付けられる上、三角の金具部分が折り曲がるため悪目立ちしないので、採用しました。
ちなみに板に直接穴を開ける方法も考えました。
6㎜厚の板のふちに、ドリルで穴を開けるとなると、割れの心配があり、…。
しかも使用したいストラップのナスカンは、口が開きづらく挟めなかったです。
紐やリボンを使うなら穴だけでもOK。
三角吊りカンの取り付け場所は、対角線になるように。
右利きなら前から見て左上と右下になるようにつけます。
クリップはペンを丸ごとラクに挟みこめることに気づきました。
ペンホルダーはクリップ代用でよいことに。
さらに画板裏側に紙収納スペースをつけたいと思い、PP製ファイルの廃品を用意。
木ねじとワッシャーでとめました。
板厚6㎜を8㎜木ねじでとめます。
木ねじ長さを選ばないと、貫通して表面にねじの先が出てしまいます。
廃材プラスチック透明板に開いた穴が大きいので、バカ穴をふさぐためのM4(4㎜)ワッシャーを使用。
次の問題が発生。
B5サイズのPP板なので、A4紙を覆うには小さい上、紙を挟んだときだらーんと垂れてきてしまいます。
大きな押さえ板をつければよかったわけですが、廃品を使いたいだけなのであしからず。
というわけで、対策を考えます。
PP板にダイソー1穴パンチで穴を開け、クリップにゴム紐をひっかけて閉じる作戦にしました。
グッジョブ!成功です♡
お次は仕上げ。
板の四隅や切り口の毛羽だちなどやすりがけをしておきます。
表面に一か所シール貼り後がありました。
#80の紙やすりで荒く表面をけずったあと、順に細かい目のやすりで整えました。
#600とか普段のDIYでは使わないんですが、このファルカタ材は買ったときからすべすべなので#180でも、筋がつきました💦…。
手作りファルカタ材画板(ストラップ付)完成図
じゃーん!マイストラップ付ミニ画板の完成です。
鉛筆がクリップの穴にはまるという発見に、喜んでおります💛
これで机などのない場所で、立ちながら鉛筆でラフ画が描けますよ。
板とか家具を置きたい場所の前とかで、家具のデッサンをするんです。コピー用紙に。
木の実測値をはかった寸法を書き込んだり、外で木を切りながら手順をメモしたり…。
以前車内テーブル作成のときは、車の中で採寸をしましたね。
そんなとき、よくメモした紙や鉛筆を迷子にしてました。
A4コピー用紙に鉛筆ラフ画を描いてみました。
PCにラフ絵を取り込んだあと、ペイントで色塗りしたもの。
こちらが実際、色鉛筆とペンで塗ったもの。
リアルの色塗りって、やり直しがきかないんですよね…。
気分はぶらりとスケッチ旅行に出かけたい、そんなあたたかな春の日でございます♪
ファルカタ工作材322円+クリップ100円(税抜き)他廃材でつくったので、500円以内だよ
天然木の素材感満載の、ストラップ付画板を、リーズナブルに自作できましたので、よかったです。
というわけで、今回のDIYはこれにて終了したいと思います。
ではまた。
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