広告このコンテンツには広告を含む場合があります。
立体額作り方|ナチュラルな木製正方形額縁はダイソーウォールバーで
正方形額がほしいけど色紙額のことなの?市販品は和風が多くて、イメージが古めかしい…?
そう思う和モダン好き、もしくは木製品オリジナルサイズの額縁を自作したい方。電動カット工具をもたない、木材45度カットむりめな初心者DIYerはいませんか。
こんにちは。それは私。なんちゃってDIYで木製家具づくりをするのが趣味の、とりやっこです。
今回、私は入れたい絵に合わせ、立体正方形額縁を自作しましたので紹介をさせてください。
百均グッズを使い、苦手なカット作業を大幅に省力。ナチュラルな自分好みの立体額をリーズナブルにつくることができました。
それではどんなものができたのか、見てまいりましょう。
正方形立体額縁の製作前に
立体額縁とは
コレクションボックスのようにフィギュアや、押し花などのフラワーアレンジ品を飾ったり、結婚式で飾るウェルカムボードなどの、立体物アートを展示するのに最適な、奥行きのある額縁のこと。
縁なしの透明アクリル製品も多数あり。一般的にはボックスフレーム(箱額)と言い、入れるものによっては標本ケースとも思えるもの。
私が作るのは木製品。箱型の、奥行ある木製額縁と思ってください。
ほしかった額縁は幅広め正方形のパイン材
今回、はじめ市販品を購入しようと考え、額縁探しのネックだったのは、飾りたい絵がほぼ正方形で、窓抜き部分や木枠の形が正方形だった点。ほしい木枠が天然木だったことにあります。
市販品では色紙額がありますが、窓抜き部分が色紙サイズ(標準サイズ約242×273㎜)が多いです。微妙に手持ちの絵とサイズがあわない上、色紙額は和風のイメージが多い模様。
セリアやダイソーでも市販額縁を探しましたが、天然木木枠でピンくるものに出会えません。写真サイズでは小さく、A4サイズでは縦に長い印象。正方形額でも、絵とジャストサイズの木枠だと妙。大きすぎても壁に飾る場がなく、理想的には2~3cm分マット的な余白を挟む必要がありました。
イメージやサイズにあった市販品を探すのが面倒だったので、自作することに。
今回、木枠は45度カット(留め切り)は避け、百均グッズで大幅にカット作業を省略して作ることにしました。
そもそもカット作業がきらいな人、自分でDIYerっていう?
気分は(なんちゃって)クリエイター♪
まっすぐカットだけなら、ホームセンターでカット加工を頼めばよいです。ただし、資材をホームセンターで購入する必要あり。ラフ画でいいので正確な数字入り設計図がいります。
ちなみに最近、額縁づくりにはまっております。45度カットなしで、幅広めセリア桐材で簡単につくる、A4額縁もよかったら、ご覧ください。
百均グッズで立体正方形額縁の作り方【木製簡単DIY編】
額縁イメージに合う材料を調達する
まずは飾りたいアート作品を用意。印刷物か、キャンバス油彩か、立体物なのかにより、作品の厚みや大きさに合わせ、作る額縁の大きさや材質を決めます。
今回のアートは立体物ではなく、A4コピー用紙一枚(絵部分約17.7×18㎝)。紙の厚みは無視してよいくらい薄いため、本来木枠の奥行は不要です。
木枠のみでは額縁が薄っぺらな印象なので、少し立体感を持たせるべく奥行のある立体額をつくりたい考え。木材はパイン材でというのはイメージで。塗装なしでもナチュラルな黄色さが活かせる木材のため。
イメージが固まったところで素材探し。ダイソーでイメージに近い板の木製品を見つけました。
厚み1㎝前後、幅2~3㎝、長さ30㎝前後の木材を探していて見つけたもの。理想通りのパイン木材がカット済製品状態で売っていたので4セット購入しました。
本来の使い方はバーの裏側にはった磁石で写真などを挟んでそのまま展示する、なんちゃって額。もう、すでに表面加工も済んだ状態でカット済み。すぐに制作にかかれて便利です。
長さ30㎝のタイプのものもありましたが、値段が200円税別で割高感増。25㎝でいいです💦
木枠と絵を埋めるマット的な余白が必要なので、ダイソーにて物色。白い画用紙、ボール紙より、断然厚みあってうつくしいマットブラックな厚紙を発見。
廃材でもいいのでボール紙に自分で色画用紙を貼るという方法もあります。でもこのダイソー厚紙黒色だと二度貼る必要はなし。余白が黒い方が絵に独特のインパクトを与えます。白よりなにげに高級げ、ということで厚紙を窓抜きしますよ。
絵が抜けないよう、5㎜程度小さめにしるしつけます。何㎜かは描かれた絵柄によるので、最初はコピー用紙をカッターで切り抜いて窓の大きさを確認。見える絵の具合がよかったら、用紙通りに鉛筆で厚紙にもしるしをつけ、カッターで切り抜きます。
厚紙の下に絵を置き、保護用カバーとしてダイソーA4透明下敷きを置いてみました。
このまま絵をA4額に入れるなら、下敷き部分の大きさで黒色厚紙を切り抜いて問題なかったんですが…。正方形額縁としてカバーをかけると、余白が横1㎝程度しかもたせられないと気づきました。1㎝の余白は少なすぎ…。
正方形に木枠を仮組みした様子。絵の具合はよいですが、内枠に下敷きが切れた個所が見えてしまいます。
木枠を縦置きすると、透明下敷きは木枠に納まりますが、余白サイズのアンバランス感が気になります…。
絵の大きさから正方形額にしたいため、コスパ最強のA4下敷きの硬質感も捨てがたいですが、今回は保護カバーは別モノで代用します。こちらから透明保護シートのみいただきますよ。マット分だけサイズが大きくなっているのでちょうどよかったので…。
保護用PVCシートを置いてみました。
シートが横内枠サイズに1~2㎜かかっていてラッキーです。あとは台紙サイズに合わせてカットしますよ。
木枠組み
はじめにダイソーのウォールバーの付属品金具(麻紐と三角吊カン)は外しておきます。あとで木ねじも含めて使う予定。
額縁の表板を四枚選びます。
まずは表の正方形額からつくりますよ。表向きに木肌の様子を見てよいように、裏返してボンド接着。仮留めはマスキングテープで。(本当は圧着しなければつかなかった…。薄い板だとうまくクランプが挟めないんですよ。)
次は残りの板で木枠の土台をボンド接着。
接合がボンドだけでは弱いため、コーナーをダイソーのタッカーで補強。さらに脇から二か所ミニビス留めしました。
表板の裏側には土台を置くので、中央を外して補強。
ここで、二つの木枠を接合。ボンド接着が一般的かもですが、裏側に磁石がはってあってうまくつかないので、L字金具留めにします。
ミニステーL1 4P【セリア】
15×29㎜ ブラック
板厚/1.6㎜
穴径/2.7㎜
本体(粉体塗装)
付属ネジ/鉄(黒染め)
セリアのミニステーは、細くて黒いので目立たないよう補強したいときに重宝します。
補強できる木枠の面積の都合で、取り付け位置が内枠側と外枠側になってしまいました。
内側は黒い磁石がはられているので黒い金具で都合がよかったですけども。外側だと少し金具が見えます💦
木枠が完成しました。
木枠の中にはめる裏板もカットしておきます。以前、額縁制作につかったセリア合板の端材を使用。マットをしいてカッターでカットしますよ。カット後の合板は、やすりがけも忘れずに。
次は木枠内側に角材をはっていきます。立体物を納めるなら裏板をはめるだけでよいのですが、少し印刷物を飾るには奥行がありすぎましたので調整します。段差用の木材もダイソーで調達したもの。
桐材6㎜という高すぎず低すぎないサイズ感。4本分内枠サイズ22.5㎝にカット後、金具部分がじゃまなので、1本17.7㎜にカットし直しました。
6㎜角材をボンド接着して、こびょうを打ちました。この位置で保護カバー+絵+裏板がとまる予定。
木枠本体は完成したので、次は絵のセッティング作業。吊り金具をつけ、壁に飾れるようにしていきますよ。
絵のセッティング&保護塗りほか調整作業
厚紙の表窓から見た絵の状態を確認しつつ、マスキングテープで厚紙にとめます。
裏板を厚紙の上にかぶせて、サイズ通りにはさみでカットします。マステを切り落としてしまいますが、再度縁ではり直せばOK。
黒のマスキングテープなら縁が表面から見えるかもしれないと、気にする必要はありません。
保護シートを厚紙の大きさでカット。これも黒マステでとめていきますよ。
本来、硬質下敷きやアクリル板なら丈夫なので、厚紙にとめる必要はないです。今回シートがペラペラな上、ジャストサイズすぎるので、ずれないようとめました。
普通、背面のトンボ(裏板用留め金)をつける木枠と、裏板の高さは同じでないととめられません。発砲スチロール資材など厚み調整材を使って高さを埋めてもよいですが、1㎝近くあったので、ちょうどよい高さの端材で調整。簡易的に両面テープどめ。
さて次は、吊り金具をとめていきます。
まずはトンボ代わりの品として、角棒2㎜厚板でつくりますよ。
大きすぎても木枠を外れ、小さすぎてもカッターで刻めないので、1㎝ほどでテキトーにカット。
再利用の木ねじも使い、裏板どめの機能はできました。
ただ桐材2㎜板はやわいかも。普通に回して壊れることはないですが、表面をハンドサンダーで研磨しているときに外れ、2回ほど割れました。仕上げの最後に板をつけるか、はじめから金具やプラスチック製品を使った方がよさそう。
吊り紐としてウォールバーから外しておいた部品を使いますよ。麻紐は2本使って、木枠に留めながら長さを調節。三角吊りカンに紐を通し、裏側木枠3分のⅠ上側に木ねじを取りつけます。
麻紐の長さは壁に取りつけてみて決めるのが一番。蝶結びでも崩れてこないので、紐の調節は簡単です。
表面のサンディング&保護塗りは最後にしてましたが、実際、裏面の枠に留め具取りつけ前がよかったです。
製品のウォールバーを使用したので、#240のサンドペーパーを軽く当てる程度にサンディング。木部表面の荒れがないよう整えます。
ここで未晒し蜜ロウワックスが登場。パイン材の色と木目を楽しみたかったので、表面の色をほんのり黄色に仕上げるだけの、クリアな蜜ロウワックスを塗っていきます。
薄く全体に伸ばしたら、半日乾燥させます。
翌日になりましたが、ブラシでゴシゴシ磨きました。ツヤが出て木目が輝いてきますよ。
壁に額をとりつける
自室の机周り、小窓の側の壁。身長163.5㎝の、大人の目線の先に設置。
窓枠から見える外の風景のような、木製立体額がつくりたかったんですよ。まぁまぁイメージ近くのものができましたかね。
問題は中の絵が私のオリジナルでないこと…。写真ではイメージの黄金の樹が撮れそうになかったし、描けば理想通りになると思いたいけれど、表現できるほどの絵画の腕はない…。
なんちゃって額装が楽しかったので結果よしですが、自作だったら最高なのにと思わずにいられません💦
これからも額装チャレンジはまだまだ続きそうですが、今回の制作はこれまで。
ダイソーの木製品を使用して、ほぼカットせずとも木枠がつくれることがわかったので、よかったです。百均額縁もいいものがあるので、まずはそちらでぴったりのものを見つけられなかったときに次回もつくる予定。
「正方形立体額縁をウォールバー他百均グッズでつくった」編はこれにて終了したいと思います。
ではまた。
にほんブログ村ランキングに参加中♪
記事がよかったと思ったら、1クリックしていただけると、とりやっこがよろこびます💛