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アンティーク風塗装diy|ブライワックスで書類スタンドの見た目をUPした
「手持ちの木製品のテイストが、他の家具と色が合わないことに気づき、急に気になってきた…。」
「シンプルでいいなと思って使っていたけれど、イメチェンがしたくなった。」
木製品をアンティーク風にしたいけれど、塗装はやはり面倒だと思うことはありませんか?
こんにちは。百均雑貨で簡単に家具をつくるのが好きな、とりやっこです。
今回、私は自作書類スタンドを他の家具の色味に合わせてイメチェンしました。
ブライワックスのトルエンフリータイプで臭いもすくなく室内塗装ができ、着色、ツヤだし、保護塗りが同時に簡単にできました。
手持ちの家具を自宅で気軽にアンティーク風にしたい方。ビンテージ加工のアイデアとして楽しんで読んでいただけたらうれしいです。
それでは本編へまいりましょう♪
アンティークとビンテージの違いってなに?
アンティーク風塗装前準備
アンティーク風の意味
自作無塗装木工品をアンティーク風にしたい。それはビンテージ感を出したいという意味と、なにか違うのか。少し経年変化感を出したい、というときはエイジング塗装をほどこしたというべきなのか。
いきなり言葉の解説からで申し訳ありません。ただの古道具的な印象ではなく、もっと価値あるいいかんじに古っぽく仕上げたい、という意味でアンティーク風という言葉を使っていましたが…。
おぼろにしっているつもりでもアンティーク風の意味がわかりにくいので、これを機に似たような言葉の定義を調べてみました。
アンティーク[仏antique、ラテン語antiquus語源]…フランス語で骨董品の意。※1934年米国通商関税法で、アンティークとは、高品質で希少価値のある、製造から百年以上経った手工芸品、美術品と定義した。
ビンテージ[英vintage]…製造から100年以下の、アンティークほど時間の経過はしていないが、通好みで味わいのある、価値ある良品。※ただし本来の語源はフランス語。ラテン語で「ぶどうを収穫する」の意味から、特定の製造年のワインの良品をビンテージという。
古道具…ユーズド[英used中古の]と呼ばれる使用済み家具や古い道具。
ブロカント[仏brocante]…美しきガラクタ。味のある中古品。古道具と同義?
アンティーク風(ビンテージ風)…実際は新品だとしても、古い年代風に見せかけた、希少価値の少ない品。
ジャンク品[英junk故障品] …製品本来の機能や価値を失ったガラクタ。
エイジング加工…新品を自然な経年変化(古材感)を出すための、塗装や加工のこと。アンティーク風塗装(ビンテージ加工)。ひび割れ、錆び、塗装の剥がれ、傷などをつける加工。
シャビー加工…経年変化で塗装が剥がれ、かすれた具合を表現する、白っぽい印象のアンティーク調に加工すること。※色彩が鮮やかな色をさけ、灰色味を帯びた、色褪せた印象のフランス風おしゃれなインテリアスタイルをシャビーシックと言ったりします。
レトロ…懐古趣味。日本人はよく、昭和レトロとか言いますね。
参照)ウィキペディア他。
もし、間違ってたら誰か教えてください!
自作書類スタンドの紹介
実際にアンティーク風にしたい木工小物、過去の自作書類スタンドの紹介をさせてください。
モノトーンでシンプルな男前にしたつもりの書類(ブック)スタンドとはこれ⤵
過去記事にもなっていますが、よく見返す紙類専用の、卓上用書類入れです。
それなりに便利に使ってきました。
ただ最近、ダーク色の焼桐工作材ではない部分との比較で、未塗装の木の白さが、気になってきました。部屋の他のブラウン系家具と比べ、目立つ気がするんです。
周囲の家具になじませるには骨董的アンティーク感を!と言わないまでも、せめて渋みのあるビンテージ感はほしいところ。もっと木肌に味のあるエイジング加工をしたいなと。白木の家具は既存の家具からは見た目浮きがち。
最近、自作の未塗装の家具にも未晒し蜜ロウワックス塗りや、ブライワックスラスティックパイン塗りを広げてきたので、余計目立つように。
というわけで、次は自作書類スタンドをアンティーク風にリメイクしたものをご紹介します。
塗装途中の写真がなくてごめん。
自作書類スタンドをアンティーク風にリメイク&塗装手順【ざっくり解説】
塗装前に、バーをつくります。
最近は買ったばかりの読みかけの本だけを立てておきたいので、本が前に倒れて来ないためのストッパーとして。手持ちにちょうどよいサイズのアイアン金具がなかったので、ミニステーで代用しました。
使ったのはこれ。
セリアの黒いL字金具(4個入りだけど2個だけ使用)は、お気に入りのDIY金具アイテムです。
バーは細目のダイソー角材をチョイス。1本を20㎝分だけカットしますよ。
ダイソーの桐の工作材料は手動細工のこで軽くカットして使います。
軽く全体をサンディングしたあとでアンティーク風塗装を。(無垢材未塗装のはずですが、忘れてクリアワックスを塗っていたり、手指の油の後がついていたり、汚れがあるとまだらになります。)
エイジング加工にはお定まりの、ナイフで傷をつけたりハンマーで打ったりはしないつもり。桐材はやわいので特に加工などしなくても、すぐにどこかにブチつけて、いいかんじの自然な傷はできますから。
あとはブライワックスで簡単に塗布するだけ。ブライワックスは英国王室指定の天然蜜蝋やカルナウバ蝋ほかを使った、半固形状の無塗装木部用ワックスです。木部の着色と保護が同時にできる初心者でも扱いやすい点と、仕上がりの極上さでプロはもちろんDIYerの中でも人気は抜群です。
推奨はスチールウールで刷りこむ方が色が入るとのことですが、今回は面積も少ないのでキューブ状メラミンスポンジ(激落ちくん的なもの)とはぎれ布で木目に沿ってすりこみます。乾燥後、ミニ亀の子タワシ風の百均品で磨きました。
トルエンフリーワックスは強烈なガソリン臭の原因であるトルエンが入ってないので、換気をきちんとしてれば寒いときも室内で塗装できるのがよいです。
手持ちのラスティックパインはとりあえずの、ゆるやかなエイジングにはよい優しいブラウンの色味です。
書類スタンドの外側はラスティックパイン塗装。自然にあせたかんじの色味が好きな仕上がりです。中は書類が汚れるといやなので、何も塗らないことに。
今回は、焼桐工作板に似た色味としてトルエンフリータイプのブライワックス(ジャコビアン)も購入しました。あまり広範囲に塗ると暗くなってしまうので、バーだけ試すことに。
以前もブライワックス塗布の記事で書いたんですが、緑の蓋が開けづらいのがまず第一のネック。栓抜きで難なく開けました。
冬日かと思う寒い日、ワックスはカッチカチに固まってそうなものですが、見た目に反し、意外とユルユルで。ほんのちょっと布につけたときは、明らかに溶けかかったマーガリン状態でした。
20℃で液状化するはずですが、保管しているホームセンター内があたたかかったのか?ジャコビアン色の特性なのか…。
塗ると意外に色が薄いです。塗り重ねても濃くならず、ワックスなので木部に染み込む量に限界があるみたい…。下塗りに別な油性か水性で色を木部に浸透させる必要があると思いました。
以前、オイルステインを購入して、自作ペン立てに塗布したときは、見た目UPのために下塗りをしました。
ブライワックストルエンフリー(ラスティックパイン)で保護塗り&磨きをしたとき、すごくいい色が出て作品自体には満足したのですが。
オイルステイン塗装にもデメリットがありました。
オイルステイン塗布のデメリット
❶塗装作業で臭いがきついため、部屋塗りが無理なこと。
❷塗装&乾燥と塗装後の調整(電動サンダーでの研磨)や用具の後始末に時間と労力がかかること。
隙間時間(家事やりながら、仕事行く前にちょこっと作業など…)で気軽に作業ができない、と感じたことがありました。
それがいやだったので、高いけれど扱いのラクなブライワックスのジャコビアンを購入したのですが…。
金具の取りつけで少し、金具長さが足りない部分をM4ナットで高さを補うことに。
薄い単行本一冊が入るように、確かめてから木ネジで取りつけ。
何も立てかけておいてないとき、味気なかった正面のワンポイントとしてダイソーのネームプレート(大)も取りつけました。
アンティーク風書類スタンド、リメイク後の紹介
完成後の書類スタンドはこちら!
書類スタンドの一番高い部材に、「塗装なし」と書いてますが嘘でした💦(外に見える部分は薄くブライワックスラスティックパインを一度塗りを施しており、見えない、手の入りにくい内側は未塗装のまま…の意味です。)
簡単にアンティーク風塗装にはなったのはよいけれど、ブライワックストルエンフリーのラスティックパインとジャコビアン色味の違いが、よく見ないとわからない結果に…★
もっと濃い色味を想像していて色じたいは好みなんですが。ブライワックストルエンフリーのジャコビアン単体で、ダークチョコレート色に濃くするのはムリだったようです。
もともとオリジナルよりトルエンフリーは色が薄づきみたい。
バーの部分は、本体のラスティックパインよりほんの少し、色味が渋い印象でしょうか。
ちなみに本を入れるとこんなかんじ。
箱本体の方は、3㎝幅ハードカバー本一冊入る分だけのサイズ感。
前は新書や文庫本など薄めの本が入るサイズ感。
今後は手前にバーを取りつけたおかげで、本が前に倒れかかってくるストレスからも逃れられますよ♪
以前は読みかけの本は本棚内に横にして突っ込んでました。
収納すると読みかけの本がわからなくなるので、机周りに置きっぱなしでプチストレスでしたが。今回、晴れて読みかけ本の居場所が決まって、よかったです。
ジャコビアン本来の濃い色を際立させるには、やはり下塗りが必要ですね。
ちなみにブライワックスのジャコビアンの色のネーミングは、17世紀初頭に英国で流行した建築・美術様式、ジャコビアン様式からでしょうか。(しりませんが。)ダークチョコレート色の家具、英国骨董品は、アンティークといわれたときのイメージ色そのものです。
英国王ジェームズ1世のラテン語名が「ジャコビアン」だよ。
とはいえ、できあがったものは簡単にいいかんじにアンティーク調になったので、今回のアンティーク塗装diy編はこれにて終了したいと思います。ではまた。
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