木製伝票差し自作|ダイソー木製トレーとメニューボードでレシート保管を

自作ダイソーメニューボードと木製トレイでつくった伝票差し

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スマホアプリで家計管理をする者も多い現代。領収書を電子化するのは今や時代の流れ。とはいえ、あなたは個人的な支払のレシートを電子化していますか。

それともレシートは全部とっておいてあとで家計簿につけるアナログ派?いや、レシートはとっておくけれども、結局たまったらあとで家計簿をつけずに捨てる派?いいえ、全部クレジットカードか電子決済。いっそ、レシートはもらわないどんぶり勘定派でしょうか。

とりやっこ

こんにちは。市販品にないインダストリアルな木製雑貨をつくるのが好きな、とりやっこです。

ちなみに、私はレシートはたまったらノートに貼るだけ。結局、家計簿につけずに捨てるズボラ派です。

今回、ご紹介するのは、レシート保管収納を百均木製雑貨でつくる方法。木箱からつくらない、塗装しない、場所をとらないと、ないが三拍子そろった百均簡単DIY。

レシートを差して保管する収納品がほしいけど、卓上で場所をとったり、事務用品感丸出しはいや。リーズナブルな百均の伝票差しは便利だけどプラスチック製ばかり。木製で自作したいけど、おしゃれにコンパクトにどうすればつくれるの?

そう悩む木製カフェ風雑貨好き、レシート保管アナログ派は必見です。

それでは、できたものを見てまいりましょう♪

しろくん

レシートをさすやつ…、君の名は?

目次

伝票差しをつくる前に

レシートをデジタルではなく、アナログで保管したい理由

お金のイラスト

少し長め前置きなので、すぐにDIY品を見たい方はココを読み飛ばしてくださいね。

さて、今回のレシート専用の収納雑貨をつくりたいのはなぜかという話。

レシートを卓上の蓋付き箱に置くと、わくわくして子供が開けて中を見たり、中の順序をばらばらにしたりするから。

秘密の品を買っているわけでないけれど、レシートを家族に勝手に見られるのはいや…。ではノートにすぐ貼ればよいのだけれど、毎回は面倒な作業。ではと、財布にレシートがたまったらノートカバーの中のクリアホルダーにためておき、暇なときにまとめてノートに貼ることにしたのだけど。

あとでファイルのホルダーに雑につっこまれたレシートを見返し、だいたい順番通りに直すものの、整理に時間がかかるしまつ。そもそも、本棚のノートカバーをとりだし、ホルダーにつっこむ手間もめんどくさい私。

では、本棚の上部にざっくりとつっこむだけなら?これがいちばん簡単な方法でした。でも、結局ノートに貼るため、一枚ずつバラバラな順番の日付のレシートを見返すじかんの、無駄感半端ないこと。

ちなみにレシート保管はざっくり家計管理のため。レシートをとっておくだけで、クレジットの引き落としの時期にかかわらず、だいたい月の購入金額が把握できます。

買い物カートからお金が飛んでいくイラスト
しろくん

レコーンディング・ダイエットと同じ理論。レシートを見返すだけで使いすぎ防止になり、結果的節約になるという話。

しかも、日記をつけなくても、レシートは日々の行動記録のメモ同然。リピ買いしたい品や購入した店。いつ頃購入したのか。いくらだったのか。ブログを書くときに商品名を確認したりもします。

とりやっこ

家電の保証書も、レシートと一緒に貼っていると見つけやすいです。

しろくん

あと、子供の服のリピ買い用だね。

長男がズボンの形や洋服の色、シャツの素材、靴下の丈など気に入ったのしか着ないタイプで、長女も同様色や形にこだわりが強いタイプ。同じものをリピ買いすることが多いんですよね。

あんまりな理由のレシート保管なので、電子化は今のところは無用。

というわけで、レシートを簡単に放りなげられ、あとでノートに貼るとき日付順になる保管のしかたはないか。しかも卓上ではなく本棚の本の上に乗せられるもの。ハードカバーの手帳サイズの大きさで、見た目木製カフェ雑貨。そんなおしゃれな収納がほしいと思ったのが伝票差しDIYのきっかけです。

作成前にコレという形を決めるために、レシートを保管する事務用品の形状を、名称別に調べてみました。

「レシートをさすやつ」の名称は様々

レシート、領収書を保管する事務用品にはいろいろな形状があります。

伝票差しは、その名の通りレシート的な大きさのものなら領収書やメモなどを、先端が鋭利な金属に差して保管するタイプ。鋭利な先端部分を覆い隠す、ゴム製キャップがつきのもあります。たとえば台座がゴールドのものはとても高見えでおしゃれです。⤵

手が触れて怪我しないように、蓋をする構造体がついている場合も。パンチ状差しと呼ばれ、先端は鋭利ではないが、押し付ける構造の蓋部分にパンチで穴を開けられる構造のものもあります。これが伝票差しというと一般的な形なはず⤵

差す部分の構造はさまざまながら、卓上で使うタイプが多く、壁掛け用はまれ。

基本的にレシート状の大きさであれば、領収書・チケット・メモなどの紙をさすのに便利なので、レシートホルダー・チケットホルダー・メモホルダーとそれぞれの名で呼ばれます。

伝票ホルダー伝票スタンドというと、レストランや店舗などの卓上で、伝票を丸めて突っ込むだけの構簡単造のものも⤵

一時保管用アクリル製などの円筒状のホルダーが多いです。

レストランのお会計ではバインダーに挟んで使うタイプの伝票ホルダーも見かけます⤵

メニューブック風に表紙のついたタイプの扉つきバインダーは便利そう。ただ百均で探しても見つかりません。扉がついているのが、レシートの目隠しに一見して手帳のようでよいと思います。

ただし、バインダータイプはクリップの保持力が強く、レシート紛失防止にはよいものの、一週間から一か月分など枚数が多い場合の保管には不向き。そのバインダーも店舗では立てて置いておくために、専用のホルダーがいります。

ところで、木製品の伝票差しがなぜないのでしょうか。百均やホームセンターでは木製市販品を(ネットショップをのぞき実店舗では)見つけられません。これは自分でつくるしかない!ということで理想の形を模索してみました。

理想の伝票差しの形状は

さらに詳しく条件を列挙すると、

理想の伝票差しの形状は

●保管時レシートの束や印字が見えない

●片手で鍵なし蓋を開け、レシートを放りこめる

●日付順序が入れ替わらない→差す構造あり

※マグネットは外れやすい、バインダーははめにくい、パンチ付は構造が面倒

●厚みは3㎝前後まで(本棚の本の上に入るサイズ)

●見た目おしゃれな木製雑貨感

●レシートサイズより幅一回り大きく、長すぎない、大きめ手帳サイズ

要するに、「片手で蓋を開けられ、差す構造。木製手帳に見える、棚内で場所をとらないサイズ感」です。

以上をみたす百均材料・端材を集めてみました。

伝票差しの材料

使用材料

メニューボード(ヨーロッパ)【ダイソー】 インテリアボード

ダイソーのメニューボード

材料/合板・紐 ※紐付属だが、今回未使用

木製インテリアトレー 木目柄【ダイソー】

木製インテリアトレー木目柄
ダイソーの木製インテリアトレー木目柄ラベル
裏ラベル

ブロンズ蝶番【セリア】2枚

ブロンズメッキミニネジ20×19㎜ 1本 ※蓋をつきやぶらない長さのもの

●ユニクローム平打型天板止 立穴 1枚 ※レシート押さえ用、重め金具ならなんでもOK

ほかL字型角材端材(1㎝角材でも可)、3㎜ナット、木ネジ2本、5㎜厚×24㎜桐板端材【ダイソー】、マスキングテープなど

使用道具

+ドライバー、きり、木工接着剤、メジャー、木材用カッターほか

材料がそろえばあとは楽勝♪小学生でもできる簡単工作にまいりましょう。

カフェ雑貨風、おしゃれな伝票差しを簡単につくる方法【木製手帳タイプ編】

トレーに扉をつける

L字型角材

ざっくりと木製トレーとメニューボードを箱と蓋として合わせてみると、ジャストサイズではないので上部が多少あまります。レシートの頭が少し見える程度なのでOKです。

ただトレーの内寸の厚みが1㎝と薄いので、レシートがあまり入らないことに気づき、高さをだす工作としてL字型角材を足すことに。結果的にL字型角材である必要はなく、1㎝角端材をトレーの大きさにカットして使えばどんなものでもよかったです。

セリア蝶番ブロンズ色をで扉をつくる

メニューボードを角材に木ねじでとめます。(写真はまだ蝶番どめ前)

それから背表紙にあたる横の部分で、トレイと角材をセリア蝶番でつなぎます。

横から見た伝票さし

蝶番どめで木製手帳風の外観は完成です。

トレーに木ねじをつける

伝票さしの先端の鋭利な部分(名前が?)をつくります。木ねじサイズはトレー底から扉までの高さのものを用意。銀色もよいですが、できればおしゃれな真鍮釘かブロンズ色だとナチュラル雑貨感がでますよ。

真鍮釘を打ちかけましたが、固定方法がむずかしい。扉より少し飛びててしまっていたのでブロンズ木ねじを選択。

ブロンズメッキ ミニネジ20×19㎜

ギリギリちょうど扉内に隠れる場所に裏側から木ねじをとめます。

木製伝票差し裏側

トレイの底板がわずか2㎜程度だったため、木ねじがぐらつき安定しないので、裏側からダイソー5㎜厚板を追加。

表からみた様子がこちら⤵

トレイにレシート差し用木ねじをしめた図

中央のレシート差し用木ねじにナットをはめて、木工接着剤で固定しています。

トレー内側にマスキングテープはり

トレー&扉の内側に飛び出たねじ部をマスキングテープで隠してます。

レシートをさしたトレー内部

レシートをさしただけではあふれてこないとも限らないので、重しとして金属プレート(ユニクローム平打型天板止 立穴)を。扉を閉じればねじも見えなくなります。

自作木製伝票さし正面

そして、扉をオ~プン♪

扉をあけた木製伝票差しの上の電卓

こんなに風に中に大きめ電卓も収納できるサイズ感。あなたも、百均木製雑貨で手帳風伝票収納をつくってみてはいかがでしょう?

げんなりするようなレシート集めが、少しだけ気分のあがる時間にかわるのではないでしょうか。

伝票差し自作をしてみた感想

今回は、ダイソー木製トレイとインテリアボードで簡単に手帳風伝票差しをつくりました。

面倒だったところは伝票を差す鋭利な部分のつくり方。厚みのある木片にビス打ちしたらすぐにできたのですが、トレイの底の厚みが2㎜程度しかない点で別な工夫が必要になりました。

結果的に百円ではできない代物になっていますが、私にとってはリーズナブルに木製手帳風雑貨がつくれたので満足です。

素材がプラスチック製でよい方には、百均雑貨が便利でリーズナブル。ダイソー&セリア品がおすすめ。

美的な調度品として真鍮製・アンティーク雑貨が欲しい方は、ヤフオク・メルカリをはじめ、ハンドメイトマーケット(minne他)などで美品を探してはいかがでしょう。古道具的木製品、金属製、さまざまな昔ながらの形状の伝票差しが見つけられます。

今後は細部のつくりにもっとこだわりたいと思いますが(マスキングテープでカバーしたねじの飛び出し部分とか…)、それは次回への課題として今回のDIYはここで終了したいと思います。

ではまた。

とりやっこ

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