デスクライトdiy|インダストリアルな卓上可変式アームでつくったよ

卓上可変式アームのデスクライト表紙

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「面倒な本格派DIYはやらないけれども、天然木の簡単工作は好き。」

なんちゃってDIY好きの、とりやっこです。

机を明るく照らすライトはいくつかあるので、明るいデスクライトは必要なかったのだけれども。

寝る前、手元をほの暗く照らす天然木を使ったあかり、

とりやっこ

インダストリアルで男前な卓上アーム式ライトがほしい!

という理由でつくりました。

製作はほぼ百均雑貨製作的な、プラモデル感覚。

手作りアーム式ライトの一例として楽しんでごらんくださいませ。ではいってみましょう!

目次

卓上アーム式ライトをDIYする前に調べたこと

ライトがほしいというより、アーム構造を自分でつくりたい!という理由ではじめたのが今回のDIY。

歯医者さんでモニターの角度調節自在なアームを見るたび、移動が楽で丈夫そう。素晴らしく便利なこの代物を、自分でつくれないかと思い…。

ちなみに私のPCはノートパソコン型。モニター用アームがいくら便利な構造とはいえ、買う必要はないです。

インダストリアルな、角度調節自在のライトはほしいけれど…。

とりあえずアーム式照明とはどんなものか、調べてみました。

照明デザインについての考察

アーム式ライト一つにしても、いろいろな形があります。

クランプ式

クランプ(コの字金具のついた固定器具)式は、テーブル天板の端、ステンレスポールなどに挟んで使うタイプ。


アームがスチール製で長く、重量があったとしても、固定具でガッチリと支えてくれそうな点、机周りに場所を取らない省スペースなのがよいところ。

逆に、光を当てる場所や角度がある程度限定されるのはデメリット。

残念ながら、机脇には取り付け場所がないので、断念。

壁取り付けタイプ

完全に壁や、柱などに固定してしまうタイプ。壁が石膏ボードなら、専用固定具を使う必要あり。


取り付け場所がなければ、倒れないように設置した木製本棚、ディアウォールなどで設置した木製壁や柱などに。

設置できそうな適当な壁もない上、壁付けタイプにする必要はなく、今回は却下。

クリップ式

壁などにブラケットを設置できれば、クリップで挟むだけで、どこにでも簡単にライトが設置できます。


これは、安価にして実用的な方法で、このYAZAYAのLEDクリップライト(昼光色)はすでに机上&自作木製椅子の近辺の天井に設置済み。

明かりの調節機能、調光(明るさ調節)や調色(色味)できないのは残念ですが、安価なのに白くておしゃれで、明るさは十分。

長持ちのLEDですし、気に入っているのでこのまま使うつもり。

アーム式調節機能つきインダストリアルなライトを最初から買っていればとも、思いましたが…。

今のライトが使えなくなったら、購入を考えますよ。

天井から吊り下げ式、ペンダントライトタイプ

百均のコード(紐?)つきLEDライトを、天井付近のポールやフックなどにひっかけてつるすのは、一番簡単で安価な照明の設置法です。

インダストリアルインテリアとして、天井高のキッチン上部から三個ほど吊るしがちですが…。

フィラメントのオレンジ光には店舗のようなおしゃれ感があって、憧れるのですが。

うちの寝室の場合、天井が低く、ペンダントライトの長いコードや紐は邪魔…。

伸縮できる、Z型のスチール製角度調節可能なアーム式ならほしいかもですが。

とはいえ天井から天然木自作物をつるすのは、アームの丈夫さが保証できず、落下の危険をかんじます。

ヴィンテージ調のデザイナーのライト、本物のインダストリアル(工業生産品)は高価だし、大きすぎ…。

自作もむずかしそうなので、天井吊り下げ式はあきらめました。

台座ある、卓上式タイプ

上のライトは外観はかっこいいので文句なし。持ち運びが可能で、角度調整が簡単に可能なのがよいところ。

気になるとするなら、電球を覆うシェードの大きさですかねぇ。

夜寝る前、少し明かりを暗く落としたい場合に、スタンド式暖色系電球色LEDのムードライトで照らすことにしていました。

とはいえ、電源を取る場所が決まっているため、壁際のライトまで手を伸ばすのも面倒で、なかなか使いづらいのです。

机のそばに置いておくには、不安定な土台上、ガラスのシェードで危なっかしく…。

以上の数々の点から、逆をいく発想で、デザインを決めようと思います。

デザインの参考文献など

自作したいアーム式スタンドライトの形状は

・土台は最低限の安定感をもつナチュラルな木製

・百均・ホームセンター素材でつくるアーム式で角度調節が可能

・重たいランプシェードをもたないこと

・電球はLEDでコードレス(明るさより、軽量さを重視)

※すでにもっていたダイソーのライトを使用できたらなおよし

・廃材・百均材・在庫を利用 以上

実際に、これしかアーム式でつくれるものがないという理由で、スタンドタイプのデスクライト製作をはじめます。

しろくん

いつもこんなラフな設計…

以前アーム構造を専門部品や工具を使わず、素人がつくる方法を考えたことがありましたが、今回、いい参考文献を発見!

有名なDIYerゆぴのこさんの書籍『DIY BASIC LESSON』に、卓上アームライトが載ってました。

作り方の参考にはさせていただいたものの、

私は天然木の土台が好きで、しかもボルトなどは廃材他在庫を消化したかったため、かなりオリジナルな改変を加えました。

なので、見た目は全然似ておらず。

ボルトや蝶ナットの使い方の説明図があり、ボルト&ナットの扱いの苦手な私にうれしかったです。

とりやっこ

アラフィフ文系はホームセンターのねじくぎコーナーでぼーっとしがち…

卓上アーム式デスクライト【かんたん解説】

材料説明

台座(スタンド部分)

ひのきブロック2P【セリア】

四万十川檜製 約45×45×45㎜

デザインボードセット(120㎜×60㎜)【ダイソー】 うち一個

三角材ブロック

2辺42㎜ほど 厚み15㎜

上部アーム部

焼桐工作板 150×9×30㎜ ×2(両端にM6・M4ボルト入る下穴開けの必要あり)

下部アーム部

daisoステンレス取付金具250㎜

ステンレス取付金具250㎜ ×2個【ダイソー】

300㎜だと台座に比してアームが長すぎ、150~200㎜だとバランスはよくなるが、高さがでません。

素材はなんでもよいと思いますが、ゆぴのこさんは木製でつくられていました。

薄くて丈夫な上、百均で安価に買える加工いらずの素材ときて、採用。

その他ねじ・連結金具など

M6蝶ボルト、M6ワッシャー、M6蝶ナット

M4ねじ、M4蝶ナット、M4ワッシャー

木ねじ(4㎜以内のねじ)

ステンレス取付金具50㎜3個、T字金具

ひねり金物(黒塗装)

ダブルクリップ(ライトひっかけフック用)

ライト

電球型LEDライト(コードレスタイプ)【ダイソー】

以前買ったものなので、現在売り場に見当たらず。製品名失念。

明るさは弱いけれど普通、暗め、点滅と3WAYでボタンを直接ON・OFFで操作するもの。

ひっかけフックがライト上部にある。

ダイソーでは多くの製品があり、明るいランタン式のものは多数あるが、この製品のように軽いのは少ない。

※今回、電動ドリルは、下穴開け用に必須です。

デスクライト完成図

デスクライト自作物

いきなり完成図ですが…。バランスよくなんとか立ってます。

まずは台座の説明から。

デスクライト土台背面金具配置

ダイソーのスタンドセットは、前後ろに面取りがしてあって、120㎜×60㎜。省スペースのライトの台座にちょうどよい大きさ。

特徴に、デザインボードたてかけ用の5㎜厚板がハマるほどの溝があります。

この溝を利用して、後方でT字金具でひのきブロックを台座に固定しております。

別に壊す必要がなければ、連結金具(ステンレス取付金具50㎜)は要らず、木工用ボンド接着が簡単かと思われます。

(※私は作っても使わなかったり、飽きると、作り変えるくせがあり…)

ただ今回は金具は台座の重しも兼ねてます。

台にブロックや鉄板的な重量がないと、アームの角度と電球の重さでバランスを崩して倒れかかるので。

というわけで、ひのきブロック2個もボンド接着でなしに金具で取り付け。

三角材に穴開けして、M4ねじとM4蝶ナット&ワッシャーなどで、アーム部を固定。

可変式にしています。

デスクライト土台脇金具配置

アームの可動部の部材は三角材である必要は、ないです。

15㎜ほどの厚みを埋める端材在庫が、これだっただけ。

見た目の納まりもよく、三角材既製品(ホームセンター購入)で、面の直角が出ていて便利なので。

普通は専用の取付金具で固定します。

ライト土台側面から見た図

横から見ると、金具だらけ!土台は小さめながらしっかり重みはでましたよ。

デスクライトアーム連結部

次は上部アームの連結部の様子。

焼桐工作板とダイソー金具アームの連結部は、M4ねじと蝶ナット&ワッシャーで。

上のライト部のひねり金物に厚みがあったので、ワッシャー2枚を入れてます。

ライトアーム上部金具

ひねり金物とはこれ。90°に角度を変える取り付け用金具。

200円近くしたもので、在庫でなければわざわざ使う必要はないかも。

今回、ひねり金物を使ったら、ダブルクリップを安定して挟めました。

クリップの金具の輪っか部分に、ライトのフックをひっかけるのにちょうどよかったんです。

金物とダブルクリップが入ることでライトの角度が調節できます。

ライトアーム上部の背後金具配置

アーム上部背面から見た様子。

M6ボルトを使ったのは、ひねり金物の穴がM6が入るサイズだったから。

M4蝶ボルト在庫がなかったからで、サイズは入ればどちらでもよい気がします。

ただ木材には自分でちょうどよい下穴を、ドリルで開ける必要があります。

ボルト径と同等サイズの下穴を開けましたが、これでよかったのでしょうか。

(ボルト下穴あけの基本や感覚がいまだに適当です。)

自作アームライトと本

ロボットの脚みたい、と娘ちゃんに言われましたよ💦

ゆぴのこさん、アーム構造のアイデアをありがとうございます。

似ても似つかないものに、なってしまったのですが。

ほんとうに文系なんちゃってDIYerは、ボルトサイズやワッシャーの存在意義とか、感覚的に理解がむずかしいです。

しろくん

ググれども ググれども 楽にならざり じっと本見る~♪

昭和生まれはこれだから。(^^ゞ

これで、ひとまず「アーム構造をつくりたい!」という念願が叶ったので、今回のLEDデスクライト自作編を終了させていただきます。

ではまた。

P.S.以前木製の書見台を作成したときに、天板を角度調節できるようにしております。

そのときM6ボルト&蝶ねじを使い、構造を自己流で考えました。

風に倒れない丈夫なやつで、今でもときどき利用しています。

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